江戸時代の商人たちが口伝えで築き上げたとされる行動指針・哲学。
NPO法人江戸しぐさは、共生文化を実現し「安心な社会づくり、豊かな人づくり」を目指すとしている江戸しぐさの普及啓発を行っている。しかし、このNPO法人のウェブサイトでは、江戸しぐさ自身の由来・原典を明らかにしていない。
この江戸しぐさは、1980年代になってから生み出されたものであり、江戸時代の風俗からはかけ離れたもの、という指摘がなされている。
これは完全詠唱 俺も完全詠唱やったなぁ 少し前にTwitterにも貼りましたが、話題になっていたコチラ。 togetter.com メールの文面ってどうしてこうもお硬いんだろうなと、社畜人生始めてから幾度となく思いました。筆者も対外的には完全詠唱スタイルを貫きつつ、メーラーに記憶させた署名(社名、名前その他)を貼り付ける事で発動までの時間を短縮するなど日々奮闘しています。 こう見ると、現代社畜文化をファンタジー小説に転用できそうだなと思ってしまったり。魔法を発動するために専門部署にメールで申請し、承認が下りるとメールが返ってくる。添付ファイルを解凍すると魔法が発動する仕組みなので、社畜(魔術師…
260余年続き、盛事には150万人とも謂われる人頭を数え、世界でも有数の大都市だった江戸。根生まれた生粋の江戸者を指す「江戸っ子」という語彙は1771年の川柳が初出だそうです。鯔背で気風は潔し、意地と張りを本懐とし正義感が強く、歯切れと金離れが良い反面喧嘩っ早い向きもある、そんな典型でしょうか。一説では江戸町人で江戸っ子の定義を充足していた古人は5万人程度、江戸全体で見れば僅か3%程度だったとも謂われています。 当代、江戸には日本各地から商機を索めて多くの商賈が集まりました。習慣や生活様式が異なる集団が、共生互助互尊し商売繁盛を目途とした行動規範が「江戸しぐさ」。雨の日に対向者と擦れ違う時に、…
雨降りと【江戸しぐさ】・・・。 片側一車線の道路に設けられた幅1mほどの歩道、雨降り、向こうから人が歩いてくる。【傘かしげ】を知らない人だった。・・・神田の生まれじゃないらしい。 雨降りと【江戸しぐさ】・・・。 【傘かしげ】・・雨の日の仕草です。 【雨の日に互いの傘を外側に傾け、ぬれないようにすれ違うこと】当節、同世代でも傘を傾けるような御仁は中々いません。 【江戸しぐさ】・・・。 ja.wikipedia.org 【江戸しぐさ】実在したとか実在していなかったとかそんなことはどうでもいい話です。 人とすれ違う時にぶつからないよ様にする。【肩引き】。 雨傘についた雨のしずくでよそ様の着物を汚さな…
・亀田俊和氏の勤務先への抗議などは、絶対にやめて下さい。宜しくお願い致します。 ・初めて当エントリーを読まれる方は、亀田俊和 - Wikipediaの他、以下の「呉座勇一事件(呉座騒動)」に関する記事などの、ご一読をお勧め致します。 kensyoiinkai.hatenablog.com kensyoiinkai.hatenablog.com kensyoiinkai.hatenablog.com 「匿名で悪口スクショが続々と…」呉座勇一氏“中傷投稿”問題、渦中の北村紗衣氏が語る顛末 | 文春オンライン 自分を責める気持ちが湧いてきて…呉座勇一氏“中傷投稿”問題、北村紗衣氏が語る「二次加害の重…
あるカウンセラーさんのブログを読んでいて 江戸時代には、町内でお互いに暮らしやすくするための暗黙のルールがあって 「江戸しぐさ」と呼ばれていた、ということを初めて知りました そのなかで、子どもの育て方について 三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文、理(ことわり)十五で、末決まる というのがあって 三つ心(みっつこころ) 三歳までに子供の性格は決まるので、十分愛情を注いで、人に思いやりのある子に育てよ 六つ躾(むっつしつけ) 6歳までには、挨拶の仕方や箸の持ち方に始まるひと通りの躾を身につけさせよ 九つ言葉(ここのつことば) 9歳までには、どんな人にも礼を失しない言葉遣いができるように 十二文(じゅ…
傘傾げ。 公共空間である狭い通路ですれ違う時に、互いに傘を傾けて通りやすくする動作。 通りにくいのだから、自然にそういう動作になるのでは・・と思っていた。 ところが、最近の町なかでは、狭い歩道を横並びですれ違おう(絶対にすれ違えない)とする人々など、不思議な光景をみかける。 なんでそんなことができるのか?と思っていたのだが、 新聞の投書欄にそのヒントがあった。 74才女性の投書(2020716朝日新聞) 若い女性が傘を傾けてくれ新鮮だった、との後に 「傘を傾ける動作は、私が小学校3年生の頃に、明治生まれの祖母から教わったものです。6畳の和室で、私は自分の赤い小さな傘を持ちました。祖母は蛇の目傘…
意外と多いんですよ。 いい加減、どういう目算なんだか、彼らにヒアリングしたいのですが。 3人は横に並べない歩道があります。 こちらから私が1人で歩いていると、向こうから2人連れが近づいてきます。 狭いのだから、私が道の端を歩いていても、相手が横並びのままでは絶対にすれ違えない。 相手方2人のどちらかが前にでるか、後ろに下がるか。 少し縦に伸びて1.5人分くらいの幅に変化してくれなければ、通れない。 ところが、ぎりぎりまで横並びのまま近づいてきて、ぶつかりそうになりながら(実際ぶつかることもある)、対行者である私をよけていくケースが増えてきている。 攻撃的なタイプだからそうふるまっているのではな…
商人道「江戸しぐさ」の知恵袋:越川禮子著のレビューです。 商人道「江戸しぐさ」の知恵袋 (講談社+α新書) 作者: 越川禮子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2001/09/20 メディア: 新書 クリック: 4回 この商品を含むブログ (18件) を見る 謙虚な生き方を江戸の人から学ぶ 例えば人ごみの中、他人に「足」を踏まれたら… ん~私だったら間違えなく、キッとなり、相手がちゃんと謝るまでなんらかアピールしちゃうだろうな。 この本を読んで、あー自分って下品だなって心から思ったのだ。 【うかつあやまり】これは踏んだ方はもちろん、踏まれた方も 「こちらこそ、うっかりいたしまして」と謝る。…
・まずは、「とうもろこしの会」のラジオでよくネタにされとるんよね、この著者は萩上キチっていうキャラクターもおる(笑)何か不倫しとったらしくて、それを謝罪したときに、アシスタントの南部さんに「違うと思うなあ」みたいな指摘をされた、らしいしかし、それっていつの話なんやろうね、2年前くらいに在宅でよくSpotifyのsessionっていう番組聞きよったけどその時は、南部さんとも楽しい感じで話しよったがねまあ仕事っていうことかそれでも著者は降ろされずにラジオ続けとるけん、やっぱり評価されとるんやろうね ・本書の結論は、タイトル通りとにかくメディアというのは偏っているそもそも情報自体が人から人へ渡る以上…
はせくらみゆきさんの魂の約束という本を読みました。今回はそこから学んだことを書こうかなと思います。 こちらは白鳥哲さんという声優や映画監督をしている方との対談本です。 白鳥さんはある日、声が出なくなるという状態になりました。それは脳の奥深くの脳腫瘍の為でした。手術も大変な場所だったので転院の間の検査入院中、不安の中でもこの絶望の海を泳ぎ切ろうと思ったそうです。その気持ちにさせたのが映画製作を通して知った七田式教育の七田さんの生き様でした。 そこから手術を待つ間、自分のできる範囲で東洋などの自然治癒力を高めていくやり方を試していくと心の滞りというものに触れることになったそうです。 受容、肯定を推…
・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 江戸時代は、時代劇で描かれるほど幸せな時代ではなく、ブラックで不幸な時代であった。 ・ ・ ・ 江戸時代とは自助努力・自己救済・自己責任で誰も助けてはくれない冷淡・冷血・非情な社会で、日本人とは私欲・我欲・強欲・貪欲を剥き出しにしたエゴイストで、美しい日本などは存在しない建前の偶像に過ぎなかった。 そして、日本には神よる奇蹟や恩恵や救済も癒やしや慰めもない無情な悲惨で過酷な国・地域であり、それは数万年前の旧石器時代・縄文時代変わる事のない現実・事実であった。 ・ ・ ・ 昔の日本で…
偽史が発生するメカニズムを知る 2020年刊行。筆者の馬部隆弘(ばべたかひろ)は1976年生まれの歴史学者。大阪大谷大学の准教授で、戦国期権力論、城郭史、偽文書研究で知られる人物。本書で一気に知名度があがった。やはり中公新書で出てくると影響力が大きい。 お名前は、馬「部」隆弘であって、馬「場」隆弘ではないので注意が必要である(ずっと間違って覚えてたごめんなさい)。 内容はこんな感じ 江戸時代末期、近畿一円に流布した偽文書が存在した。制作者の名は椿井政孝。系図、由来書、境内図。数百点を超える膨大な偽文書は、地域のニーズに合致したことから正史として継承され、現代にも大きな影響を与えている。椿井政孝…
『騙る/黒川博行』『江戸しぐさの正体/原田実』『地を這う捜査』『「人新世」と唯物史観/友寄英隆』『話芸の達人/戸田学』『世界12月号』『前衛12月号』 五冊と雑誌2冊でした。どれも面白い本ですから、ちょっと長い話になっています。 『騙る/黒川博行』 『マケット』『上代裂(じょうだいきれ)』『ヒタチヤ ロイヤル』『乾隆御墨(けんりゅうぎょぼく)』『栖芳写し(さいほううつし)』『鶯文六花形盒子(うぐいすもんろっかがたごんす)』という6編の短編集です。どれも美術品を扱った詐欺の話でした。著者が芸術大学を出て、高校の美術教師という経歴を生かしたもので、なかなか面白かったです。 『マケット』 マケットと…
★★★☆☆ あらすじ フィリピン・ベンゲットでの過酷な仕事を終えて大阪に戻って来た男は、留守の間に恋人が自分の子供を産んでいたことを知る。 www.youtube.com 感想 主人公はフィリピンでの難工事に貢献したことを誇りに持つ、一本気でまっすぐな男だ。大阪に戻った後、過労で死んでしまった妻の遺した娘を男手ひとつで育てていく。この娘との心温まる親子の話なのかと思っていたら、結婚後あっさりと娘は死んでしまった。そして今度は孫との関係が描かれていく。良いことがあっても悪いことがあってもそれで終わりなんかではなく、それでも生活は続く。「人生」を感じさせる物語だ。 明治から大正、そして昭和に入って…
近所にすごい人住んでるっぽい。 pic.twitter.com/JGWwqGtN3k — 桜島ニニコ (@sakurajimanini) 2018年2月16日 今日の怪文書1242 pic.twitter.com/8wUUy8xF8F — goking/山田剛毅 (@goking5) 2023年7月21日 www.youtube.com ナイトルーティンとして、毎日欠かさず枕元に「飽きた」と書いた紙を置いて寝ており、鏡に向かって1時間近く「お前は誰だ」と連呼し、街中で盛り塩を見かけては蹴散らしているが、未だ変わらずコピペのような日々を送っている。太陽が消滅し、パナソニックが開発した人工太陽によ…
アジアに偉大なる指導者現る。その名は高橋史朗…! 「1980年5月には、大平首相の私的諮問機関の研究グループが『家庭基盤充実のための提言』を提出した。『家庭』は社会の最も大切な基礎集団であると規定し『日本型福祉社会』と『家庭基盤充実』政策を打ち出す内容だった」…「家庭基盤充実政策は、その後の中曾根康弘時代の臨時教育審議会にも受け継がれ」…「現在の右派が目指す『家庭』関連政策の源流になった。八木秀次(麗澤大学教授)や高橋史朗(麗澤大学院特別教授)など右派の論者も大平時代の家庭基盤充実政策を高く評価していて、旧統一教会の関連団体である平和大使協議会も、『家庭基盤充実と「家庭」を単位とした国づくり・…
一条真也です。『カルト・オカルト』左巻健男・鈴木エイト・藤倉善郎/編(あけび書房)をご紹介します。「忍びよるトンデモの正体」というサブタイトルがついています。 本書の帯 本書のカバー下部には「豪華執筆陣でカルト・オカルト、ニセ科学を徹底的に斬る!」「左巻健男/藤倉善郎/鈴木エイト/雨宮純/桝本輝樹/福頼宏隆/菊池聡/原田実/桑満おさむ/齋藤訓之/呼吸発電/謎水」とあります。 本書の帯の裏 カバー裏の下部には、【本書のテーマ】として、①政界に入りこむカルト集団②統一教会(統一協会)③幸福の科学④オウム真理教⑤ライフスペース⑥パナウェーブ⑦奇跡の詩人⑧法の華⑨参政党⑩科学と宗教・オカルトとカルト⑪…
分かりやすいので開運開運と事あるごとに連呼している占い脳ですが、実は少しのためらいはあったりします。 他にもっとしっくりくるいい言葉はないものかと、こっそり探していたりもするのですが悲しいかな語彙力。 占いが好きで詳しい方なら察していただけると思っているのですが、私は東西問わず占星術、星占いにハートを射抜かれ今に至っており、霊感霊視タイプの占い師ではないんですね。 人生で他の占い師さんにみていただいた人数だって、片手で十分足りる程度(そのうちお二方からはご教授もいただきましたが) 通りすがりの一見さんとして、たまたまみていただいた時なんて、それがうっかり霊感霊視タイプの先生だったりして、気まず…
今週のお題「読みたい本」 こんにちは。てんすけです。 読書好きです! p-tenchan321.hatenablog.com 私は本を読むのが好きで、平均して月に4〜5冊程度様々なジャンルの本を楽しんでいます。 さて、今回の記事では、小説、新書、漫画の3ジャンルでこれから読みたい!気になっている本を紹介したいと思います。 すべてネタバレ無しで紹介しているのでご安心を!
江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 (星海社新書) 作者:原田 実 星海社 Amazon 文部科学省が作成した『私たちの道徳』で、江戸しぐさを推している。 https://ji-sedai.jp/series/edoshigusa/014.html https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2016/02/18/1344900_4_2.pdf 江戸っ子狩り 江戸しぐさが失われたのは、幕末・明治期に薩長勢力の「江戸っ子狩り」が行われたからだとか、戦争によって「隠れ江戸っ子」…
「日本の伝統」の正体 (新潮文庫) 作者:藤井 青銅 新潮社 Amazon 古くて新しい伝統、自分たちの世代の祭りを求める 伝統の年数は本書の発刊平成29年(2017年)を基底としている。 ■日本人はいつから初詣をしているのか? 江戸時代には、初詣ではなく、初詣に似た「年籠り」「初縁日」「恵方参り」は古くからあった。 正月の「恵方参り」は約650年 電車に乗る「恵方参り」は約145年 初詣は、約130年→恵方は五年に一度しか巡ってこないので、鉄道会社も神社も毎年来てほしいので、初詣を考え出した。 重箱のおせち 節会(祝いの日)の料理だから、お節料理。つまり、本来は正月だけでない。 重箱は室町時…
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 其の十五 美しき日本語の世界。 美しき日本語の世界。 「粋」という言葉に秘められた美学 「粋」とは何か 媚態(びたい) 意気地 諦め 「粋」とは日本人のアイデンティティ 「粋」という美学を持って生きる 「粋」という言葉に秘められた美学 江戸時代から昭和にかけて、日本人は「粋か野暮か」で人を判断し、カネ(金)持ちでも垢抜けない行動をすれば容赦なく批判した。 しかし現代では格差が広がり、「粋」という言葉が失われつつある。 そんな今だからこそ、落語の世界や江戸しぐさの粋な言葉や行動基準を身につけ、カ…