民族が独自に伝承してきた伝統的音楽。 支配者や神々に奉上される音楽から地域の祭りや労働の際に歌われるような土着音楽など様々。
古典化しているものから、西洋音楽や周辺民族の音楽の影響を受けながら現在でも大衆音楽として支持されているもの等もある。後者の例ではれレゲー、サルサ、ボサノバ、タンゴ等世界的普遍な音楽として広まったものも少なくない。
TCMホールで、多文化音楽研究領域演奏会が無料でありました。 桜井真樹子さんの作品が最初に演奏されるので聴きに行きました。 ちょっと早めに着いたら、なんと早咲きの桜がそこここに咲いていました。 桜井先生の作品は、万葉集の柿本人麻呂の「泣血哀働歌」から3曲をガムラン、白拍子、竜笛という組み合わせで作品にしたものでした。 そのほかにも、チベットの楽器と歌、中国の琴や二胡など、ふだん聞くことのない民族音楽が印象的でした。 世界は広い。 もっといろんな音楽を聴きたいなと思った次第。 中東や東南アジア、中央アジア、アフリカの音楽は聴く機会がありません。 3/30にスペインの古楽の演奏と解説が無料であった…
音楽 10 民族音楽 民族音楽を音楽の素人である私が勝手に定義すると、ある民族が「昔から親しんでいると認識している音楽」ということにしておこう。「昔から」が100年前でも1000年前でもいい。西洋の王宮や教会の音楽をどう考えるかという点では、「おもに非西洋の音楽」というもうひとつの定義を加えてもいい。 日本以外の民族音楽を意識して聞いた最初の体験は、民族音楽学者の小泉文夫のラジオ番組「世界の民族音楽」(1965~83)を聞いたいつかか、『バングラデシュ・コンサート』(The Concert for Bangladesh 1971)でラビシャンカルの演奏を聞いたときか、いやそれ以前にビートルズ関…
今回はルーマニア・ムンテニア地方の音楽、Mugur, mugurel(ムグル・ムグレル)を取り上げます。 1曲目は、ルーマニア放送協会傘下のポピュラー音楽放送管弦楽団(Orchestra de muzică populară Radio、指揮:Paraschiv Oprea)による演奏から。 Mugur, Mugurel (original) Choir conducted by Paraschiv Oprea, Greetings From Romania Vol 2, 1994 Intercont Music, Romania. これぞルーマニアン・フォークという感じの、1拍目が2拍目より…
令和5年の大相撲が全て終わりました。 11月26日は、九州場所の千秋楽でした。 今場所の優勝力士は、大関霧島関(元霧馬山関)です。13勝2敗でした。 横綱不在で3大関が拮抗するかなと思っていた場所でしたが、他2人の大関(貴景勝関、豊昇龍関)が千秋楽を待たずに優勝争いから脱落。 唯一、平幕で優勝争いに食い込んだ熱海富士関も、千秋楽で琴ノ若関に土をつけられ、霧島関が結びの相撲を取る前に優勝が決定。 自動的に優勝が決定した後も、霧島関はしっかり勝ち星をあげて、自身の優勝に花を添えました。 3大関の中では霧島関が1番安定してるかなーと思ってたら予想的中です。 やはりモンゴル出身は強いですね。 また1人…
ムー大陸です 前回は私と民族音楽との出会いをお話ししました。先ずヨーデルと出会い、その感動体験から、次にタンゴに手を伸ばしました。そして、私はその世界のトップ、アストル・ピアソラのベスト盤「ピアソラの夜 ベスト・オブ・アストル・ピアソラ」を購入しました。 私は満足していました。コンピではなく、ピアソラのベスト盤に変更したことも正しく思えた。何しろ、ピアソラにはただならぬ臭いがした。予感と言ってもいい、ジャズでマイルス・デイヴィスに出会った、レゲエでボブ・マーリーに出会った時のように。 早速、私は聴きました。 「.....」。あれ、おかしい。いや、凄い、凄いのは分かる。しかし、これはタンゴなのか…
Photo by Pexels さて、突然で恐縮ですが、上の画像に写っている楽器をご存じでしょうか? こちら「モリンホール(Morin khuur)」と呼ばれる楽器でして、日本では馬頭琴(ばとうきん)ともいいます。 モンゴル起源の弦楽器でして、ユネスコの無形文化遺産にも登録されております。 その名の通り、楽器の先端は馬の頭を模していて、これが大きな特徴となっています。 先端が馬を模しているPhoto by Pexels モリンホールの音色は深く重厚で、モンゴルの草原を思わせるような豊かさがあります。その音色はまるで馬の鳴き声を奏でているかのようで、聞く人々を魅了します。 元々はモンゴルの遊牧民…
ムー大陸です 本日のテーマは、 民族音楽 です。 前回、洋楽至上主義⑦で、シンガポールの歌手ディック・リーに出会ったのは民族音楽からのアプローチと言いました。そして、少しだけその聴き方などをお話ししました。本日はそこのところをもう少し掘り下げ行きます。 音楽好きの人がどのように音楽を聴いて、その世界を広げていくか?それは人それぞれではありますが、時間には限りはありますから、誰しも意識しなくても取捨選択をします。クラシックをとことん聴くマニアは、それ以外の音楽を聴く量、時間は自ずと減ってしまいます。バランス良く聴こうとすると、深くは聴けないものです。私はある程度バランスを取る方です。広く浅く聴く…
あるアイリッシュの笛奏者の方がおっしゃっていた、「トラッドを演奏するときとオリジナルを演奏するときで奏法などのアプローチを変えるべきだ」というのは、ジャズの演奏家にとっても含蓄のある視点だった。より正確には「トラッドを演奏する時はトラッドらしく、"自分らしい表現"はオリジナルで出せばいい」という意見である。 ジャズもそうかも知れない。アメリカ人の書いた曲をアメリカ人がやったように真似してやるのは、いわば「伝統音楽(民族音楽)」へのアプローチに近い。伝統音楽には伝統音楽の良さがあるのだから、伝統音楽をやりたい人は(もしくは伝統的なアプローチが要求されている時は)伝統音楽らしいアプローチでやればい…
ジャズピアニスト、レイ・ブライアント 「The Old Country」のモト歌はどこかの民謡? 「The Old Country」のコード進行 哀愁を帯びたユダヤ系旋律に似ている? 起承転結の結がない私のアドリブ 「The Old Country」のモト歌はどこかの民謡? ジャズピアノのレッスンでやっている「The Old Country」。 この曲も次回まで持ち越しとなった。 え! これ以上もう改善できないと思うけど? 初めて先生がこの曲を弾いてくれたとき、私はこの哀愁に満ちたメロディーにすっかり心を惹かれてしまった。 そして先生がいうには、 「この曲のモトはどっかの国の民謡やねん。どこや…
6月はゆっくり夏の準備をしながら過ごしそうかな。liveは少な目の3本です。名古屋・東京・京都にて近辺の方是非是非!! 6/16(金)nimoji奥村俊彦(pf)山口啓子(t.sax)野口UFO義徳(Djembe)open/start 18:30/19:30charge ¥2000Jazz Club intelsat 6/21(水)金子雄生(cor、tp)齋藤直子(a.sax)guest 野口UFO義徳(Djembe)open/start 19:00/19:30charge ¥2000Art&Jazz M’s 6/23(金)[UFO et MAYU+武藤祐志]野口UFO義徳(Djembe,vo…
www.youtube.com ハドソンがおくるRPG・オリエンタルブルーより、 嶋倉一朗作曲、『マ石合成』(仮称)。マ石合成の際に流れます。 上記動画の1:39から3:20まで。
琵琶を習い始め、本日が2回目の稽古である。肥後琵琶という熊本に伝承されてきた琵琶がある。 www.nhk.or.jp www.youtube.com お稽古と言っても、肥後琵琶には筑前琵琶などのようには、教えるメソッドもないそうで、岩下小太郎さんからは、まず筑前琵琶を学んでから肥後琵琶をやるのが良いのではとアドバイスをいただき、ぼくは混沌としていていいので、いきなり肥後琵琶を始めたい、とリクエストしたので、混沌である。今日は、いきなり最後の琵琶法師と言われる肥後琵琶奏者の後藤昭子さんのお宅を訪ねていった。 最初の2時間くらいは琵琶を弾くこともなく、後藤さんが肥後琵琶を始められた経緯を聞き、山鹿…
沖縄 民族音楽
一年前にも言語について考えていたらしいです。 phi16.hatenablog.com が、最近考えてる話はまた違う側面でした。あと今日の話題とは関係ないです (根本では繋がっていますが)。 なんとなく「言葉を大事にするとはどういうことか」について考えていました。 というのも、私は一応「言語」が持つ機能について長いこと考えてきた人のうちの一人なので、一家言あるつもりなのです。 確かに私の分野は「表現に用いられる自然言語」ではなく「意味を明確に伝える為の人工言語」なのですが、「言語」という存在について考える上でこれらは不可分なものだと思っています。 だから、今の私が考える「言語」という概念につい…
おはようございます。 7時起床、早起き成功。やわらかパン。 今日はすずめのティアーズの初フルアルバム『Sparrow's Arrows Fly so High』を紹介!同じく「すずめ」の名を冠する者として勝手にシンパシーを感じ、見逃せないリリースでもあった。 ジャンルは民謡。ミニマルなアレンジが民謡本来の色彩やリズム感を際立たせているように思える。たまにECMジャズぽい質感にもなる。佐藤みゆきとあがさ、二人が織りなす心地よいハモりはプリミティブでサイケデリック。モダン過ぎず多国籍的な雰囲気が好きだ~ M4《といちんさ》がアップテンポかつポップで一番聴きやすいのでオススメ。しかし優しく柔らかいメ…
2/22 夜の便で成田から出発する。海外キャッシングを今回初めて申し込んでみたが本当に使えるかどうかは着いてみないとわからないため怖くて仕方がない。 Jetstarの機内食が事前に選べたため照り焼きそばみたいなのを注文してみたがこれは本当に美味しくなかった。申し訳ないが本当に美味しくない。何が美味しくないか考えてみたんだけど「味が美味しくない」以上のものが出てこない。 今回はトイレに行く利便さを考えて通路側の席を取ってみたのだけど窓際の席と違ってどこにも頭をもたれかけることができないからこれは失敗したなと後悔した。寝たりペルソナ5Rやったりしてるうちに気づいたらケアンズに着いていた。前の席の人…
AOBA NU NOISEのTシャツです。 aobanun 先週の土日は短い滞在時間ではあったけれども東京に行って、且つ年度末のあれこれもあらかた片付き、ホッと一息、と言いたいところである。 が、たまたま同僚のインスタグラムに出くわしてしまって、しかもそれが仕事の内容に絡めたノウハウ伝授系と家族との幸せな日常、どうでも良い動画、という内容で、そのせいで油切れの物凄く悪いかき揚げを食べてしまった後のように、なんとなく胸焼け気味の症状になってしまったのは大誤算であった。 本当は大谷翔平の通訳になって大金を動かしたい、とか与党のじじいのように暴言吐きたい、税金溶かしたい、そしてそれを気にしないポジシ…
前回期待したシスネとのイベントは、ウェポンと黒フィーラーのお話が出たくらいでこれといってシスネは絡んできませんでした。残念。 ちょっとオリジナルストーリーが入りましたね。原作だとウェポンは最後のほうに出てくる強いやつ、くらいの認識だったのでありがたい限り。便宜上、神羅とウェポンが戦うような流れになっていましたが、ウェポンが戦っているのは黒マテリアとセフィロスなんですね。 気を取り直して、コスモキャニオンに向かいました。 コスモキャニオンのBGMは民族音楽風かつちょっぴりせつない感じがとても好きです。フィールドマップでも主旋律はいつものテーマですが、コスモキャニオン風のアレンジが入って不思議な音…
大好きなYoutuberのGawxがインタビューを受けていたのでとても楽しみながら見ました。 ohtanao.hatenablog.com Gawxのビデオの最初の1分を解説していく流れなのですが、恐るべきほど細部にまでのこだわりが垣間見れます。 www.youtube.com 解説のあった動画はこちらの動画。 www.youtube.com インタビューで印象に残ったフレーズを引用します。 but yeah, I like to have small details that I know not everyone is gonna notice but the people and thi…
窄路微塵(きょうろみじん)The Narrow Road 星くずの片隅で - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画 【本記事は極力ネタバレせず記述していますが、心配な方は映画鑑賞後にご覧ください。】 【スタッフ & キャスト】 【ストーリー】 【感想】 【トピック】 張繼聰(ルイス・チョン) 袁澧林(アンジェラ・ユン) 董安娜(トン・オンナー) 區嘉雯(パトラ・アウ) 朱栢康(ジュー・パクホン)と朱栢謙(ジュー・パクヒム) www.youtube.com 窄路微塵|正式預告Official Trailer|張繼聰 袁澧林 區嘉雯 朱栢康 董安娜 12月22日 沿路相依 …
これも最近YouTubeでよく見ているものの話。ひとつのことをずっと追求し続ける、やり続けるというのは、簡単なようでいて難しい。好きなことであってもそれを続けるていくには、ある種の胆力のようなものが求められる。普通は、どこかでそれを諦めたり、やめてしまったりするが、中には脇目もふらずに自分が信じる世界に向かい続けることができる人がいる。このSoaringtortoise(飛翔する亀の意か?)としてビデオのアップロード続けるDIY音楽家はそうした幸福な人のひとり。 ビデオを見てもらうとわかるが、古いアンプやミキサー、自作や改造楽器が散乱する部屋でドローンというかアンビエント、アバンギャルドという…
昨日、勝山レッスン発表会、ベース今井雪央さん、ドラムTAKさんをゲストに迎え、生徒さんリハーサル。 午後1時半からお客様をお迎えしてスタート、皆さん滞りなく発表終え、休憩ご歓談の後に私のトリオライブ。 冒頭にこの勝山に伺った2年前のことをお話し。 50年前にジャズの勉強中に民族音楽に興味を持ち、ラジオの専門番組でチベットの弦楽器ダムニエンの録音を聴いた。 日本の太棹三味線にどこか似た響きが印象に残ったが、当時はどんな形かすら知らず、そのままピアニスト生活が始まると民族音楽趣味は終わった。 長く東京で暮らし65歳で福井帰郷、知人の紹介で勝山からレッスン依頼を受け、行ってみるとそのオーナー夫妻がブ…
3/23は心斎橋Rastro845でのライブでした。今回は「ヨーロピアンジャズ研究会」とタイトルをつけました。Vol.1なので、しばらく続けます。アメリカのジャズも好きですが、時々気がつけばヨーロッパのジャズシンガーを追いかけていることがあります。 何か惹かれるんですよね。それから以前、台湾で開催されたコーラスグループの世界大会を見た時、ヨーロッパのグループの桁違いの上手さに圧倒されたことも興味を持つようになった理由です。 その大会の審査委員を務めていたMichele Weir氏にそのことを伝えてみました。すると、東・北ヨーロッパには独特の民族音楽や教会の音楽があって非常に複雑な歌が伝承されて…
「誰もがみんな年を取る。 どこにいようと」 『ブルー・ イン・ザ・フェイス』 "Blue in the Face" ハーヴェイ・カイテル,ルー・リード,ヴィクター・アルゴ,ジャレッド・ハリス,メル・ゴーラム,ジャン=カルロ・エスポジート, 1995/ウェイン・ワン,ポール・オースター ブルックリンの タバコ屋に 集まる人々の お話です。 ▼マドンナにジム・ジャームッシュに マイケル・J・フォックスもゲスト出演!www.youtube.com アメリカ、ニューヨーク。 ブルックリンの プロスペクト・パークの すぐそばに そのタバコ屋はある。 新聞、お菓子、飲み物、 なんでも置いてあって、 近所の…
みなさん、おはようございます。今日も朝から寒いですね。みなさん、体調は大丈夫でしょうか?無理はしないでくださいね。本日のブログでは「No pain!, No gain!を忘れずとにかく前進あるのみと思って目の前の事を全力で頑張る事と自己肯定感」をテーマに記載させていただきます。本日も最後までブログをご一読いただければ幸いです。 1. 全力で取り組む 「No pain, No gain!」という言葉は、痛みや苦しみなくして成長や成功はあり得ないという意味です。これは学びや暮らしにも当てはまります。新しいことを学ぶには、努力と忍耐が必要です。日々の生活を充実させるには、時間と労力が必要です。しかし…