甲斐守護武田家の内訌と有力国人や外敵との間で内乱状態であった甲斐国を統一し、穴山氏や小山田氏など有力国人を家臣団化し、甲府を中心とした城下町を開府する。駿河国の今川家と同盟や武蔵国の扇谷上杉家、上野国の山内上杉家と同盟を結び、相模国の北条家とは敵対する。
信虎は同盟関係を背景に信濃国諏訪家と結び信濃佐久・小県郡への侵攻を行うが、1541年(天文10年)6月に嫡男の晴信(武田信玄)により今川家に追放される。追放後は今川家に奇遇しつつも、上京として将軍足利義輝のもとで在京奉公をするなど、独自の活動を行なっている。