2008年6月14日の東京地下鉄副都心線開業に伴い実施されたダイヤ改正にあわせて東上線で運転を開始した座席定員制列車「TJライナー」に導入された系列である。
基本的にこれまでの50000系列に準じているが、車体には従来のシャイニーオレンジのほかに東上線のイメージカラーであるロイヤルブルーIIの帯と「TOJO LINE」(斜字体)が入れられ、一般車との識別性やスピード性を表現した。
関東の鉄道では初めて座席にクロスシートとロングシートとに転換できるマルチシートが装備された。貫通路側の3人掛け座席は転換装置を装備していないが、背もたれ高さは他の座席に合わせられ、ひじ掛けも装備された。クロスシート使用時には、乗客がペダルを踏むことで自由に座席を転換することができるが、ロングシート使用時にはペダルが収納される。TJライナーや池袋折り返しでTJライナーとなる快速急行で運用される場合はクロスシートとなるが、それ以外はロングシートとなる。
現在は10両編成×6本が在籍。