登山家。1969年横浜生まれ。 1994年東京都立大学フランス文学科とワンダーフォーゲル部卒。 大学時代からオールラウンドに登山をはじめ、96年カラコルム・K2、冬期の黒部横断から黒部別山や剱岳東面の初登攀など、国内外に複数の登山記録がある。 フリークライミング、沢登り、山スキー、アルパインクライミングなど登山全般を高いレベルで実践する一方、近年は毛バリ釣り、魚突き、山菜・キノコなど獲物系の野遊びの割合が増え、05年からは狩猟もはじめる。
週に一度の図書館行きとなります。借りている本を一度返却して、また借りる ことになりですが、これにあわせて、あと一冊借りることにしました。 借りようかどうしようかと考えて結局は立ち見で済ませて、後日にまたとなったの は北海道にちなんだものであります。 服部さんのサバイバル旅には、北海道という風土がよくあっているようです。 今回立ち見した本は、50歳を迎えたのを期に、愛犬とともに、北海道を北から 南へと縦断するという旅の記録となります。 昨年だかの冬に登山ガイドの野村さんが冬季間に北海道の背骨を縦走したと 話題になりましたが、服部さんは冬ではありませんが、犬と一緒に狩猟などで 食料を確保しながら旅…
北海道犬旅サバイバル 作者:服部文祥 みすず書房 Amazon これを登攀記・冒険譚と理解しなければ抜群に面白い。かつて、彼の初?の著作「サバイバル登山家」をみすゞ書房から購入したが、面白くないので読むのを止めてしまった。彼のサバイバルって、ポイントが登攀の話じゃないんだよね。 なんか面倒くさい文を書く人だな、という印象。もうフロンティアらしいフロンティアが無くなってきた時期に登場した大学山岳部の末裔(これまた抜群に面白い和田城志の著作に登場する服部を知ってそう勝手に思った)が、拗らせたフロンティアを作った感じ。登山が個人的営み、であるとすれば、それは拗らせではなく、個人的な理念ではあるのだけ…
本日は昨日に購入した服部文祥さんの「サバイバル家族」(中公文庫)を手に しておりました。 サバイバルというのは、服部さんのキーワードでありまして、みすず書房から 刊行されている本のタイトルは「サバイバル登山家」でありました。ヒマラヤな どに行く時は別にして、北海道の山中に入っていくときには、携帯電話はもとよ り、食料もまったく持たないで、山中で食べられるものを見つけて、それで登山 を続けるという過激なスタイルで有名になりました。 半分は山岳雑誌の編集者で、半分は登山家、そして父親でもあるのですね。 その服部さんが、主として自分の家庭生活について書いたのがこの本となります。 かなりのところ、実話…
この街の平地の紅葉は、例年この時期となります。数日前から最低気温は限り なく零度に近くなっていますし、庭のドウダンツツジはすでに色づいていますの で、紅葉の具合をチェックするために、車で見物に行くことになりです。 鮮やかな紅葉となるためには、夏に暑くて、ひえこみがそこそこあって、雨は いらないのでありますが、今年は夏は暑かったものの、なかなか冷え込みがこな くて、しかもここに来て雨が続いたりで、紅葉のための条件はあまりよくないこ とであります。 ちなみに我が家の紅葉は、こんな感じです。 紅葉のドウダンツツジ 市内の紅葉の名所は、初夏には緑のトンネルのようになるのでありますが、 晩秋には、それが…
14歳の世渡り術シリーズで「お金に頼らず生きたい君へ」という本を最初に知ったのは、モンベルショップ店にて。 タイトルが面白そうと思ってペラペラと中身を見たのですが、(出来そうにないな)と思い一旦戻しました。 家に帰って2,3日経って「やっぱり気になる」そう思って近くの書店へ足を運びました。 …がどの書店にも売ってなく、再度モンベルへ行って購入。 在庫がないと分かると余計に読みたくなる私… 作者 服部 文祥 お金に頼らず行きたい君への感想 【お金に頼らず生きたい君へ】の一番好きなところ 生きるとは「循環と代謝」 代謝と生活は繋がっている 楽より自力が面白い 作者 服部 文祥 服部 文祥(はっとり…
ガネしゃんです。 ご覧いただきありがとうございます。 14歳の世渡り術シリーズで「お金に頼らず生きたい君へ」という本を最初に知ったのは、モンベルショップ店にて。 タイトルが面白そうと思ってペラペラと中身を見たのですが、(出来そうにないな)と思い一旦戻しました。 家に帰って2,3日経って「やっぱり気になる」そう思って近くの書店へ足を運びました。 …がどの書店にも売ってなく、再度モンベルへ行って購入。 在庫がないと分かると余計に読みたくなる私… 作者 服部 文祥 お金に頼らず行きたい君への感想 【お金に頼らず生きたい君へ】の一番好きなところ 生きるとは「循環と代謝」 代謝と生活は繋がっている 楽よ…
13日(日) 午前中は精米など。 午後は雨になる。風もわりと吹く。 夕方、若松節郎監督『空母いぶき』(2019)を観る。楽しめました。最終的に戦闘が回避されたあのシーンというか、脚本は「それはないんじゃないの?」と言いたくなりましたが。私は映画として楽しめました。でもこういう映画は右っぽい人からも左っぽい人からも批判されるだろうな。若松節郎は『Fukushima 50』(2020)の監督さんでもあるんですね。ああ、同じ匂いはしています。『ホワイトアウト』(2000)、『沈まぬ太陽』(2009)の監督さんでもあったのか。なるほど。この二作もおもしろかったですね。 漫画が原作だそうで、映画にはいろ…
「生きるとは殺して食うことー 命には生と死が同居するという逃れようのない現実がある。眼の前で倒れた獲物は、殺生への戸惑いも、命への感謝も受け付けず、「殺した側にもいつか死ぬ番がくるのだ」という覚悟をただ静かに突きつけてくる。」 サバイバル登山で有名な登山家であり作家の服部文祥さんが2017年に出版した小説「息子と狩猟に」を読みました。 本書はタイトルとなっている中篇「息子と狩猟に」ともう一篇、こちらも中篇の「K2」という2つのストーリーが収録されています。 (注釈・K2とはエベレストに次ぐ世界第2位の標高を持つ山の名前です。あまり聞き馴染みはありませんがエベレストの死亡率が1%なのに対し、K2…
写真作品が少ない国際芸術祭「あいち2022」STILL ALIVEだが、参加アーティストの中で唯一と言ってよい名の知れた写真家・石川竜一と、『いのちのうちがわ』でタッグを組んだサバイバル登山家・服部文祥との再タッグ(+キュレーターは島袋道浩)が見られるということで、期待していた。 展示内容は予想外のものだった。 【会期】R4.7/30~10/10
サバイバル登山家、服部文祥さんの「You are what you read.」という書評集、の書評を書きます。この本を通じて著者 服部文祥さんのことを語りたいのです。(以下敬称略) 僕が服部文祥のことを知ったのは千原ジュニアがパジャマ姿でちょっと変わったその道の専門家をゲストにトークする番組で、有名登山家としてメディアに出ている人を正当な理由で軽くディスっていたのが小気味よく、興味を持ちました。
エッセイは、筆者の個人的な経験や考えを自由な形式で綴った文章作品です。日記と異なり、人に読んでもらうことを意識して書き、読み手の心に響く物語を紡ぎます。 1. テーマを見つける 自分のしたい研究の見つけ方 どのようにテーマを決めるのか?20分で読めるシリーズ 作者:Bowing Man,MBビジネス研究班 まんがびと Amazon エッセイの出発点は、テーマ探しです。自身の経験、関心事、社会問題など、心を動かされるものを題材にしましょう。 具体的な質問を考える 何について書きたいのか、具体的な質問を投げかけてみてください。例: 「最近、自分が変わったと思う瞬間はいつだったか?」「私が大切にして…
この記事は2024年2月に日本の劇場で公開された映画作品をかる~く紹介していく記事です。(私が観た作品だけ) 「2024年って、どんな映画があったっけ?」と新たな映画に出会いたい方や振り返りたい方、「あの映画、気になってるけど実際どんな感じなの?」と鑑賞の判断をつけたい方向けの記事になっています。本当に軽く紹介するだけなので、軽く流し読みする程度で読んでください。ネタバレは絶対にしません。ご安心ください。 各作品ごとに以下の項目を挙げて簡単に紹介していきます✍ 公開日(日本の劇場で公開された日) ジャンル 監督 キャスト 概要 あらすじ 感想 加えて、各作品ごとに以下の観点を⭐の数で評価してい…
■今日買った本。計7555円。 a)ミニ和田岬一箱古本市 於 アコークロー舎にて。→初入店。 1~3・泰三子『ハコヅメ 交番女子の逆襲 1~3』講談社 3冊で¥150 豆球文庫 4・わかつきめぐみ『言の葉遊学(あそびがく)』白泉社 ¥100 本の小筐 栞 5・山本ゆりこ『チーズケーキの旅』女子栄養大学出版部 ¥250 まちあるき 6・服部文祥『息子と狩猟に』新潮文庫 ¥100 アコークロー舎 7・キャロル・セベンセン・原作、堀内誠一・絵、岡本一郎・文『おおおとこのおくりもの』学習研究社 ¥100 8・石井桃子・訳、太田大八・絵『三びきのこぶた』福音館書店 ¥200 b)ネオン街の弁当屋 乙(お…
服部文祥『北海道犬旅サバイバル』を読んでいる。 デビュー作『サバイバル登山家』で、イワナを咥え、ギラギラした目つきで写っていた姿から20年。身体能力が下降線に入り、身体的表現者としての「引退試合」として臨む旅として北海道の無銭サバイバル旅を選んでいる。 20代の頃、30代の先輩から「30になると大変なんだぞ!」と言われ、同じ先輩から10年後に「40になると大変なんだぞ!」と言われた。その先輩の出っ張った腹を思い出すと、服部さんなんぞは肉体的に遥かに若い気もするのだが、本人にとっては全盛期から下り落ちる感覚を複雑な感情で受け止めているのだろう。 北海道犬旅サバイバル 作者:服部文祥 みすず書房 …
昨日はそこそこ久しぶりに三木に仕事で行ったので、某ックオフに寄りました。 服部文祥「サバイバル登山家」 前回いつ行ったか忘れたがその時に既にあって、次来た時にもあったら買うか~、な感じやったがあったので購入。 (出版したのはずいぶん前です) この辺りの本、「どうしよ~、買うか~、やめとくか~」のほんまキワい値段付けてくるんよな某ックオフ() まぁでもついでに色んな本が買えるのが店舗の良い面。 岳人 No.835(2017) 「植村直己と冒険家たち」も購入。 (あと漫画諸々) を、読む前に先日買った「やさい畑」に付いてきたこちら↓ 「菌ちゃん農法」と言うもの。 これが結構面白い。 ※YouTub…
本の感想「北海道犬旅サバイバル」服部文祥(みすず書房) かなり変わった冒険記で、著者は2019年10月1日に宗谷岬から徒歩で南を目指した。同行するのは飼い犬できちんとした猟犬の訓練は受けていないが、それなりに猟犬の役割も果たす。分水嶺をできるだけ離れずに主に山道や林道を歩く。現金は所持しない。食糧はコメと調味料のみ。途中にある避難小屋の3か所にはコメなどの食料品をデポしてある。猟銃を携帯して主にシカを獲りながら行程を進む。目指すのは襟裳岬で北海道の分水嶺を縦断することになる。実際には襟裳岬から一部ルートを戻って帯広空港まで完歩した。11月25日に空港に到着した。 無謀ともいえるサバイバル旅の動…
[BOOKニュース] 『名前で呼ばれたこともなかったから 奈良少年刑務所詩集』 寮美千子さん最新刊が新潮文庫から1/29発売 サバイバル登山家の服部文祥さんが秀岳荘北大店にやってくる! 2/18金15:00~ スライド&トークショー[参加無料・先着60名要予約] 白老町唯一の本屋さん「またたび文庫」で出版記念イベント 2/3(土)13:00~「本音で話す、地域のミライ ~白老と、移住~」 [2024. 1.29] [今週の一枚] 2024年1月23日撮影。紀伊国屋書店札幌本店で見かけた「鈍器本フェア」。「鈍器」扱いされる重量級の本に目をつけた切り口がすばらしい。知がしたたる鈍器本の世界へようこ…
毎週日曜日は、この一週間(1/8~1/14)に週刊誌や新聞などの書評に取り上げられた旬の本を紹介しています。書評内容については各誌・HPなどをご覧ください。 今週の書評本 *表示凡例◆掲載された媒体: 発行号数 掲載冊数書籍タイトル 著者.編者 出版社 税込価格 書評掲載回数(②回以上のもの) ◆サンデー毎日 (今週号は休刊) ◆女性自身 (今週号は休刊) ◆女性セブン(今週号は休刊) ◆週刊現代「日本一の書評」: 1/13・1/20 号 6 冊互換性の王子 雫井脩介 水鈴社 2,090人間標本 湊かなえ KADOKAWA 1,870父がしたこと 青山文平 KADOKAWA 1,980 ②謎の…
年始、実家に帰ってからは両親が撮りためていたEテレの番組なんかを見て過ごした。正月番組の騒々しさがなくていい。 見たのは教養番組が多いので解説に大学の教授なんかが出てくる。そうすると父親はすぐにスマートフォンの音声検索で「○○大学、偏差値」なんて訊いたりしていた。 偏差値に弱いのは団塊末期にあたる父の世代の特徴だろうか。 服部文祥『サバイバル家族』が文庫本で出たので、買って読み直してみると、服部家父も「サバイバル登山家」を名乗るわりに偏差値に弱い。 我が父は団塊末期で服部文祥さんは団塊ジュニア。いずれも人数の多い世代だ。 少子化の昨今と違って、これらの世代間ではなく世代内競争が激しい。受験も就…
やっときました最後の日曜日(このあと31も日曜ですが31 は 大晦日なので例外扱いにします) M-1敗者復活戦と決勝があるのでさきにフロにはいっておかんとかんかん らんらん 昨日のその後を書いていなかったがとくに ここはちょっとWEBには書けないので 書かない ふぁんかんしゃでーに行ってました( しかし18きっぷをつかって東海道線も堪能して(もう 何度ものってますけど) 結局あれだよ3両ですむとおもってんなよJR東海め こみこみなんだよ 島田始発の熱海行ってのがわかんねえ 島田に車両回漕なってるんだろうけど 回漕ってのはあれかフネの用語か そうだろうな 相模湾と駿河湾じゃあ見えてる感じがぜんぜ…
ひょんなことから親しくなった一人暮らしの老婦人Nさんから、たまーにメールや電話をいただくのだが、炊飯器が壊れちゃったから新しいのを買いに行かないといけないというのを聞いて、じゃあ21日仕事が休みなので一緒に行きましょうか? わあ、助かるわ~となって、今日の11時に待ち合わせて、家電量販店へ。 1万から10万円を軽く超えるのまでピンキリで、優柔不断の自分だったらとても選べないわ、地獄だ。店員さんに「象印とタイガーはどっちがいいのですか?」と訊くと「炊飯器を買われる方は100パーそれ訊きますね」とのこと。Nさんは、広告を見てだいたい目星をつけていたようで、わりとスムーズにミドルクラスのに決まる。持…
どーも。サラリーマンキャンパーのCarlosです。 最近、熊がすごいですね。山から降りてきちゃって。 熊といえば、そうマタギ。 キャンプ場でも熊の目撃例があるそうなので、熊と遭遇した時の対処法などを勉強するために、マタギの知識は頭に入れておいて損はないと考えています。 今回は、過去に読んだオススメのマタギ関連本をまとめてみました。 そもそもマタギとは? サスティナブルなマタギ文化 オススメの『マタギ関連本』 『狩猟サバイバル』 『マタギ 矛盾なき労働と食文化』 『マタギに学ぶ登山技術』 『ゴールデンカムイ』 まとめ そもそもマタギとは? 東北地方を中心に、山岳地帯で狩猟を行い動物の毛皮や肉、熊…
「サバイバル家族」 by 服部文祥 内容 サバイバル登山家と型にはまらぬ家族たち。長男の受験失敗、次男ニート化もなんのその、妻は大ネズミの唐揚げ弁当をこさえ、娘は可愛がったニワトリを絞めて食べる。都会の一家5人が原始生活。現代人の悩みを吹き飛ばす愉快な日常。 著者について 服部文祥1969年神奈川県生れ。学生時代はワンダーフォーゲル部所属。1996年から山岳雑誌「岳人」編集部に参加。K2登頂など、オールラウンドな登山を経験したあと、装備を切りつめ食糧を現地調達するサバイバル登山をはじめる。それらの山行記に『サバイバル登山家』『狩猟サバイバル』『サバイバル! 』『アーバンサバイバル入門』などがあ…