中国の歴史を学んでいて面白い事柄は様々ありますが、皇帝の人柄、人物像を考察してみるのは面白いです。人間模様を眺めるのは今も昔も変わらず、皆の興味関心があるところです。 中国の長い歴史の中には賢帝とされる王がいる一方、評価が芳しくない王もいたりします。良いところも悪いところも学んで、今に活かすことができるといいと思います。ここでは独断と偏見で何人かみてみましょう。 まずは、宋を建国した趙匡胤です。 自ら望んで皇帝の座に就いたのではないようですが、それでも一国を建国してトップにつくのですから相応の人徳があったのかもしれません。節度使を廃止したり、科挙に殿試(皇帝による面接)を追加したりと、様々な政…