弘兼憲史による日本の漫画シリーズ。『モーニング』と『イブニング』(講談社)にて、1983年から掲載。
派閥抗争、経営戦略、ミステリ活劇、多彩な女性関係が複雑に絡みあうストーリーは多くのサラリーマン、とりわけ団塊の世代の男性の心を掴み、1990年頃には大人気漫画として社会現象を巻き起こした。2008年4月2日、読売新聞をはじめ各全国の新聞朝刊の社会面に島耕作が作中で近く社長に就任することが「新社長に島氏」というタイトルで採り上げられたこともエピソードとして印象深い。
作者は松下電器の出身者で、パナソニック(旧:松下電器)と三洋電機の統合を漫画で予言するなど、家電業界に明るく、実際の漫画のモチーフとなっている。
課長 島耕作(新装版) 全8巻 完結コミックセット(講談社漫画文庫)