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山本勘助

(一般)
やまもとかんすけ

甲斐国武田信玄の家臣で足軽大将

『甲陽軍鑑』に拠れば名は「晴幸」で、左目が潰れており、顔に大きな刀傷があったという。『甲陽軍鑑』では信玄の伝説的軍師として記され、永禄4年の川中島の戦いにおいて啄木鳥戦法を提案したものの、上杉謙信に作戦を見抜かれて、敵軍に突撃し討死したという逸話を記している。

『甲陽軍鑑』や浮世絵、武田二十四将図などを通じて江戸時代から高い知名度があり、戦後には新田次郎『武田信玄』や井上靖『風林火山』など文学・テレビドラマ・映画を通じて親しまれているが、近代歴史学においては『甲陽軍鑑』は史料的評価が慎重視され、確実な文書・記録資料において勘助の存在を記したものは皆無であるため、奥野高廣によって実在性が疑問視された。

一方で1969年に北信濃国人で上杉家臣子孫家に伝わる市河家文書に「山本菅助」の名が記された武田信玄書状が発見され、勘助に相当する可能性のある人物として注目された。さらに2009年には山梨県立博物館による調査で群馬県安中市の真下家文書から「山本菅助」やその子孫宛の文書が複数発見され武田家臣として「山本菅助」が存在していたことが確実視されているが、『甲陽軍鑑』における「山本勘助」に相当する人物であるかは確実視されていない。

山本勘助 (講談社現代新書)

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山本勘助

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