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山室恵

(一般)
やまむろめぐみ

1974年に任官。97年10月、4度目の東京地裁勤務で裁判長となり、04年6月退官。
現在は、弁護士を兼ねて東京大学法科大学院教授に就任している。

山室判事は04年1月、別の地裁の所長への異動の内示を断り、最高裁に退官の意向を伝えた。「東京地裁のエース」とも言われたが、4月1日、退官含みで高裁の陪席裁判官となった。 通常、地裁所長の次は高裁の裁判長で、地裁の法廷には戻れない。

検察側、弁護側を問わず、内容の重複した証人尋問などには厳しく注意し、司法修習生らの居眠りをしかりつけるなど、法廷での逸話には事欠かない。金属製クリップの先端で手のひらを刺すなどして、自らも眠気を催さないよう努めていた。

被告に判決後語りかける「説諭」など、法廷内での発言は特に有名。
三軒茶屋の銀行員傷害致死事件での、「唐突だが、君たちは、さだまさしの『償い』という歌を聴いたことがあるだろうか。この歌の、せめて歌詞だけでも読めば、なぜ君らの反省の弁が人の心を打たないか分かるだろう」という発言や、また、東京高裁判事の少女買春事件での、「言葉が悪いが、単なるロリコンかスケべおやじではないか」「君のやったことは司法の歴史でとんでもないことだと分かっていますか。こういう罪で裁判官を裁くとは思わなかった」は、マスコミに広く報じられた。

「裁判官は世間知らず」という批判への危機感は強い。「黙っていると裁判官の誤ったイメージが定着する。声を出して反論していくべきだ」と、現役裁判官が外部に発言しにくい現状に疑問を示す。裁判官を目指す人には「弁護士と駆け引きしながら、自分が刑事裁判を作り上げていくという意気込みを持たせたい」と語っている。

参考
http://www.geocities.jp/hrpsurrspvm/pf0301.html
第2項  裁判に関する報道と裁判の実態

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