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小田急9000形

(一般)
おだきゅうきゅうせんがた

小田急にいた通勤型車両。
1972〜74・77年に営団千代田線との直通を目的として製造された。
当初は6両編成×8、4両編成×10が製造されたが、1977年に千代田線との直通計画が決定して6両編成×9、4両編成×9となったため、当時の9010Fに中間サハ2両を新たに製造して9409Fに改番された
その後、1980年代後半〜1990年代前半には千代田線直通を1000形に譲り、以後は地上線用として使用された。

2000年には9001F〜9006Fに8両固定化工事をしており、新宿方に下一桁が奇数の編成を、小田原方に偶数の編成を入れて、中間に挟まれたクハの運転台・前照灯を撤去して、中間でないクハの電連を撤去した。
基本的には連番*1で運用されたが、検査や廃車で片方の編成がいない場合は固定化をしていない編成*2で補った。

時代の流れには逆らえず、代替となる3000形の製造に伴い廃車が進行し、2006年3月17日を最後に全車両が営業運転から離脱、2006年5月13日のさよなら運転が、9000形の花道となった。

車体

顔は従来の5000形までの顔から一転、当時としては斬新的なスタイルとなり、話題になった。全面窓のガラスを上下に拡大し、周囲から窪ませたその特徴的なスタイルは「ガイコツ」と呼ばれ親しまれてきた。
その後他社でも同様のスタイルの車両が登場した*3が、これは9000形に影響を受けたものといわれる*4

足回り等

制御装置には当時としては画期的だった界磁チョッパ制御を採用。
また、地下鉄線内で求められる性能を確保するべく、6両編成は6両中4両、4両編成は全車両が電動車になっている。そのため、4両編成同士で8両編成を組むと、MT比率が8M0Tと驚異的な比率となった。

*1:9001F+9002F、9003F+9004F、9005F+9006F

*2:9007F、9008F、9009F

*3:JRの211系等

*4:9000形と同時期に登場した大阪市営地下鉄60系の影響も認められる。

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