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安国論寺

(地理)
あんこくろんじ

神奈川県鎌倉市大町にある日蓮宗の寺院。
日蓮が「立正安国論」を書き上げた所であると言われている。

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木の芽・芽ぶくを詠んだ短歌1  鎌倉妙法寺の庭の花は紅白の梅,水仙,椿.まだ冬ですが,紫陽花や楓は,木の芽が膨らんできていました. 霞たち木(こ)の芽もはるの雪ふれば花なき里も花ぞ散りける 紀貫之  落葉松(からまつ)の萌黄(もえぎ)の芽ぶきけぶりつつ日はたけなはとなりにけるかも 島木赤彦  沙羅双樹芽ぶかんとする山のうへに一日(ひとひ)を居りていにしへおもほゆ 斎藤茂吉  曙のもののしめりの深ければ芽ぶける木々の立ちて静けき 若山牧水

一昨日は,安国論寺の次に,お隣の妙法寺にも参拝していきました. 境内の咲いている花は,安国論寺とほぼ同じ種類. 紅白の梅. 水仙. 椿. 雰囲気のある庭と仁王門. 仁王門の後が,苔階段.いつ見ても,心洗われます. 冬の境内ですが,紫陽花や楓は,木の芽が膨らんできていました. 木の芽・芽ぶくを詠んだ短歌1 (古今短歌歳時記より) 霞たち木(こ)の芽もはるの雪ふれば花なき里も花ぞ散りける 紀貫之 古今集 朝日さす峯のつづきは芽ぐめどもまだ霜深し谷の陰草 崇徳院 新古今集 飛火野はまだふる年の雪まよりめぐむ若菜ぞ春いそぎける 藤原定家 拾遺愚草 落葉松(からまつ)の萌黄(もえぎ)の芽ぶきけぶりつつ日…

トビを詠んだ短歌2  タカ目タカ科.改めて鷹の一種と聞くと,一瞬驚きますが.生息数が多いだけではなく,日本人には古来よりなじみ深い鳥.腐肉食が強調されすぎていますが「容易に得られる餌動物を捕食している」猛禽類です. 手に振りて小魚みすればゆらりゆらり鳶まひくだるわが窓の上に 大岡博  鷹たらず鳶と生まれし夕空にあはれ豊かに映えてゐたるよ 馬場あき子  雨と風と花のふぶきにわしたか科わしたか目の鳶が身ぶるう 鳥海昭子  ひとひらの感じに高く舞ひ上がり鳶はをりをり冬の陽のなか 松坂弘

昨日出かけた安国論寺で,アイフォン画面に飛び込んできたトビ.その舞う姿の美しかつたこと. 鎌倉でも,いえ,日本中どこでも沢山見かける,タカの一種. 改めて鷹の一種と聞くと,一瞬ビックリしてしまいますが. https://peerj.com/articles/14505/ 現在日本での生息数が多いだけではなく,日本人には古来よりなじみ深い鳥ですね. 日本書紀には,「金鵄(きんし)」が描かれます.神武天皇の長髄彦(ながすねひこ)征伐のとき、天皇の弓の弭(ゆはず)にとまった(日本国語大辞典)金のトビです. 後世になると,その地位はかなり下がってきて,「鳶が鷹を生む」が「平凡な親がすぐれた子を生むたと…

トビを詠んだ短歌  鎌倉安国論寺まで散歩.今月の聖語は「総じて餓鬼にをいて三十六種類相わかれて候」.手水鉢は,花がいっぱいの花手水.境内の花は梅.アイフォンの画面に飛び込んできたのはトビ! 一うねの青葉の花の咲き満つる小庭(をには)の空に鳶舞ふ春日 正岡子規  一夜(ひとよ)雨晴れて居りけるわたつみの海のなぎさに鳶は休らふ 斎藤茂吉  芽ぶき木の上に鳶舞ふ朝晴れて向山(むかひやま)のその後山(あとやま)の雪  岡麓  港町/とろろと鳴きて輪を描く鳶を圧せる/潮(しほ)ぐもりかな 石川啄木

快晴の今日は,鎌倉安国論寺まで散歩. 日蓮宗の多くのお寺には,門前に日蓮上人の言葉が「聖語」として掲げられています. 今月は「総じて餓鬼にをいて三十六種類相わかれて候」 左の解説には次のようなことが書かれていました. 自分だけいい思いをしたいという「物惜しみ」の気持ち.これが餓鬼の心です.人の心の中には36種類もの餓鬼がいるといわれています.---- お風呂のお湯を自分だけにかき集めようとするとお湯は逃げていきますが,向こうへ押すとはね返って自分の方へ戻ってきます.--- 日常生活の些細な喜びからまわりの人のお分けしていきましょう.--- 山門を入ったすぐ右の手水舎の手水鉢には,花がいっぱいに…

彼岸花・曼珠沙華を詠んだ歌 安国論寺に彼岸花が美しく咲いていました.少し離れた一輪は,大きな灯籠の下,花茎を傾けて. 曼珠沙華茎立(くきだち)しろくなりにけりこの花むらも久しかりにし 北原白秋  曼珠沙華のするどき象(かたち)夢にみしうちくだかれて秋ゆきぬべき 坪野哲久  無人駅より彼岸花点点と単線ほそく海に沿ひたり 雨宮雅子  秋の色ここにきはまり曼珠沙華わが身力(しんりき)も昏(くら)くそめたる  馬場あき子 曼珠沙華忽然と生(あ)れて消えてゆくわが日常はみじろがざれば 辰巳泰子

日曜日,安国論寺に行って来ました. 日蓮が立正安国論を書いたとされるお寺. お隣の妙法寺同様,裏山に登れます.見晴らしはこちらの方がややよいかと思います. 夏場は見えなかった富士山もうっすらその姿を現していました.そして,稲村ヶ崎から続く海の煌めきは,今日もすばらしいものでした. 庭には銀杏が,そして山道にはドングリが沢山落ちていて,秋になったことを実感します. そして,境内の一角には,彼岸花が美しく咲いていました.少し離れた一輪は,花茎を傾け大きな灯籠を慕っているかのようでした. 彼岸花・曼珠沙華を詠んだ歌 (古今短歌歳時記より) 一部再掲 https://yachikusakusaki.h…

梅雨空の下,妙法寺・安国論寺に咲く季節の花々と山の緑の写真を掲載します.妙法寺で最も見応えのあった花は,仁王門に通じる参道横の半夏生と紫陽花.そして,妙法寺と言えば苔階段.最高です.安国論寺の空き地には野の花が咲きそろっていてモンシロチョウが沢山飛び回っていました.そして山には水木の花が. 葉の白き半夏生見んと誘はれて夏日傾く古寺に来ぬ 島田修二  枝ごとに吹かれゐる水木の白き花ひとつの谷をへだてて見ゆる 遠山光栄

先日散歩で出かけた妙法寺,安国論寺. 何回出かけても,ゆったりした気分にさせてくれる,良いお寺です.梅雨空の下の季節の花々と山の緑の写真を掲載します. 妙法寺は,ぼんやりしていると通り過ぎてしまうかもしれない場所にありますが,鎌倉に来たら,是非立ち寄って欲しいお寺です. それほど広くない庭ですが,いつも季節の花が迎えてくれます. キンシバイ,シモツケ,そしてアジサイ. この日,見頃の花は,仁王門に通じる参道横の半夏生と紫陽花.バランスが見事.見応えがありました. それほど大きくありませんが,なかなか立派な仁王像だと思います. 妙法寺と言えば苔階段.夏木立に見守られた,ひっそりとしたたたずまいは…

コセンダングサとユウゲショウ(梅雨空の下で出会った野に咲く花1)  妙法寺・安国論寺への散歩で出会った「野に咲く花(雑草とも呼ばれている)」を調べてみました.その1回目です. コセンダングサとユウゲショウは和風の名前をもらっているので,古くから親しまれていると思ってしまいますが--- どちらも,北アメリカ原産で,明治時代に確認された帰化植物.コセンダイグサはコスモスに近い属のひっつき虫(英語では靴屋の釘).ユウゲショウはマツヨイグサ属で待宵草,月見草と同属.和風の素敵な名前が付けられた可憐な花たちです.

鎌倉の今日は雨は降らず,どんよりした1日でした.関東甲信越地方は,一昨日「梅雨入りしたとみられる」(気象庁)とのこと. 明日は雨模様になりそうなので,今日は,昼前に庭の草取りを大雑把に終わらせた後,妙法寺・安国論寺まで散歩. いつものように,植物と花を見ながらのぶらぶら歩きでした.出会った花のうち,今日は野に咲く花たちの紹介の1回目. PictureThisの助けを借りて,名前を特定してみましたが---合っているのかどうかを確かめるだけの力量がなく,間違っていたらごめんなさい. 少し寄り道した小町大路の空き地で出会った花たち. (ユウゲショウは解像度も悪くてよく分からない画像になってしまいまし…