日照時間が短い秋〜冬(主に10〜4月)にかけてのみ起こる精神疾患の一種。うつ病の一種。
Seasonal Affective Disorder(SAD)。反復性冬季うつ病や冬季うつ病ともいう。
秋または冬に抑うつが始まり、春や夏になると治まるという特有のサイクルを繰り返す。
この症状の多くは、普通のうつ病と同じであり、判別が付きにくいとされる。
冬場の日照時間不足が原因であるとされる。特に現代の生活では屋内で過ごすことが多く、日光に当たる時間が少なくなることで、脳内でセロトニンの分泌が減り、うつ病になりやすくなると考えられている。また他の型のうつ病と同様、妊娠可能な年齢の女性に最も多く見られる。ちなみに赤道近くに住む人が罹ることは少なく、赤道から離れるほど患うリスクは高まるとされる。