孔明表紙絵5・5回目。ちょっと昔を思い出してしんみりしてしまいます。 ヒーローがいなくなってしまったんだなあ。 ネタバレしますのでご注意を。 南の国の雰囲気は良いが孟獲はそれどころではない。 これでは戦にもならぬと祝融の弟帯来に身を寄せて再起を図る場所はないかと尋ねた。 帯来は東南に七百里行くと烏戈国があり国王は兀突骨、藤甲軍という精鋭を抱えている、と答える。 藤甲、というのは山藤の蔓を半年あまり油につけ日に乾かすというのを何度となく繰り返して後鎧を作るからだ。その鎧は水に浮き、さらに矢や刀を通さぬほど強靭だという。 孟獲はその話を聞いて兀突骨に協力を願うことにした。 烏戈国の住民は崖にある洞…