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大黒教

(一般)
だいこくきょう

大黒教(英語: Daikokism)は、「偶然というものは存在せず、いかなる事象も、物理的な必然性または何らかの神の自由意志に基づいて生起する」と主張する点を特色とする宗教である。2014年に菜列堂によって開発された。「大黒書」という経典が正典である。

大黒教は、次のような教義を持つ。

  • 「神」(god)という言葉は、「自由意志を持つ存在者、または神を要素とする集合」と定義される。
  • 神の集合は「複合神」(compound god)と呼ばれ、集合ではない神は「原子神」(atomic god)と呼ばれる。
  • 霊的な存在者は自由意志を持つ。したがって、霊的な存在者は神である。また、人間を始めとする生物なども、それが自由意志を持つ限りにおいて、「神」と呼ばれ得る。
  • すべての原子神の集合は、「大黒」(Daikoku)と呼ばれる。
  • 摩訶迦羅(Mahakala)と大国主(オオクニヌシ)は、人格化された大黒の象徴である。
  • 大黒の要素を代表する八柱の神々は、「八軸神」(はちじくしん、Eight Axial Gods)と呼ばれる。
  • 八軸神は、稲荷、釈迦、弁財天、基督、聖母、弥勒、西王母、戎である。
  • 実在するすべての存在者は、「現実世界」(the real world)と呼ばれる世界の中に存在している。現実世界とは、無数に存在する可能世界の中から選び出され、現実性を付与された一つの世界のことである。
  • 「自由意志を持つ」ということは、「自身に与えられた可能世界の部分集合の中から一つの世界を選び出し、それに対して現実性を付与する能力を持つ」ということと同義である。
  • 偶然というものは存在せず、いかなる事象も、物理的な必然性または何らかの神の自由意志に基づいて生起する。したがって、大黒は、すべての可能世界を要素とする集合の中から一つの世界を選び出し、それに対して現実性を付与する能力を持つ存在者である。
  • 「曼荼羅」(mandala)という言葉は、「複合神の名前およびその複合神のすべての要素の名前が描かれた画像」と定義される。
  • 複合神の名前およびその複合神の要素を代表する何柱かの神の名前が描かれた画像が「曼荼羅」と呼ばれることもある。
  • 「大黒」という複合神の名前、および八軸神の名前が描かれた曼荼羅は、「大黒曼荼羅」(Daikoku mandala)と呼ばれる。
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