宣伝ですが、『「戦後日本」とは何だったのか-時期・境界・物語の政治経済史』に「戦後日本政治における職業的な利益と地域の利益」という章を寄稿しました(配本はもう少し先みたいですが)。本書は、科研の基盤研究A「戦後体制(レジーム)とは何であったか――「戦後日本」政治経済史の検証」の成果の一つということになります。政治学に限らず多くの研究者が参加した大部な本になっていまして、ちょっと値段も高いのですが、それぞれ読みどころのある本ではないかと思います。冒頭で「戦後」とは何かについて考えるところから始まって(第I部)、戦争の延長としての戦後(第II部)、外交・貿易・安保における戦後(第III部)、統治制…