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団鬼六

(読書)
だんおにろく
  • 官能小説作家。SM小説の巨匠。代表作は「花と蛇」。将棋に関する著作も多い。

略歴

  • 1931年滋賀県生まれ。関西学院大学法学部卒業。
  • 1957年、『親子丼』が文芸春秋オール新人杯に入選し、作家活動に入る。以後、相場師たちの人間模様を描き、映画化された『大穴』や『宿命の壁』等の作品を手がける。その後、活動を嗜虐的官能小説に移し、『花と蛇』『夕顔婦人』など多数のSM小説でファンを魅了。
  • ピンク映画の製作プロダクション『鬼プロ』を設立。映画製作、写真集出版など精力的に活動した。
  • 1989年、休筆を宣言。『将棋ジャーナル』社主となる。
  • 1995年、天才将棋師・小池重明の生涯を綴った『真剣師・小池重明』で作家活動に復帰。近著に天才責め絵画家・伊藤晴雨を扱った『外道の群れ』、『緋の花』『陽炎お艶』『最後の浅右衛門』『檸檬婦人』等がある。
  • 多彩な趣味を持ち、小説家をはじめ、芸能人・彫り師など、華やかな人脈でも知られる。
  • 映画化作品に『大穴』『緋ぢりめん博徒』等がある。日活ロマンポルノでは42作品が映画化されるドル箱であった。近年も代表作『花と蛇』が石井隆監督によって映画化されヒット。続編2作が制作された。
  • 最後のアウトロー作家としての声も高く、その人間味溢れる文章は、往年のファンから若者まで、幅広い支持を受けている。
  • 2011年5月6日、胸部食道がんで死去。享年79。
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