『ドラキュラ デメテル号最期の航海』を観る。 ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』の第7章「デメテル号船長の航海日誌」を映画化したものとのことだけれど、『吸血鬼ドラキュラ』を読んでいないのでぜんぜんそんなこととは知らなかった。これを機会に読んでみたいと思うのだけれど、いま読むのだったら光文社古典新訳文庫がいいのかな? 映画は、謎の木箱を積んだ船上で、家畜が何者かに首を食いちぎられ、それに続いて乗組員がひとり、またひとりと謎の存在に襲われて死んでいくというもの。その謎の存在とは当然ドラキュラなのだろうけれど、ドラキュラという名前は出てこない。乗組員にしてみると、なにか超常的な化け物が船のどこ…