『火葬場で働く僕の日常 下駄華緒著 竹書房 ¥1100』先日読んだ「遺体と火葬のほんとうの話」が葬儀屋サイドの話なら、こちらは火葬場サイドの話。漫画です。著者の下駄華緒さんは火葬場職員として実際に焼き担当をされているバリバリ現場の方です。制御盤のボタンを押して自動で火葬が始まりそして終了するものだと思っていたらとんでもない。炉の裏では職員さんが熱さと轟音の中、汗をかきながらバーナーを調節し、炉の中で焼きスルメのように動きまくるご遺体がきれいな「気を付けの姿勢」に仕上がるよう、がんじょうな鉄の棒デレキを突っ込んで、常に姿勢を調整してくれているんだと知っておどろきました。その壮絶な過程たるや、葬儀…