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利尻富士町

(地理)
りしりふじちょう

北海道利尻郡利尻富士町は、北海道の利尻島北東部に位置し、北海道利尻郡の宗谷総合振興局に属する地方公共団体。
面積は105.61km²、人口は2,674人*1。利尻町との境界は利尻山(利尻富士)山頂を通っている。

沿革

1880年、鴛泊村に利尻郡戸長役場が設置され、これをもって利尻富士町の開基としている。
1902年、二級町村制が施行され、利尻郡鬼脇村、鴛泊村が発足。
1956年9月30日、鬼脇村と鴛泊村が合併し、東利尻村となる。
1959年9月、町制を施行し、東利尻町となる。
1990年9月、町名を変更して利尻富士町となる。

産業

水産業と観光業が主体。

水産業

江戸時代より松前藩との交易もあり、利尻島近海には良好な漁場があった。明治時代に入って、場所請負、漁場持ちなど幾多の困難な状況を経て、漁業権の開放となった。その後、日本海沿岸でニシン漁が栄え、利尻島においてもニシン漁全盛の時代があったものの、ニシン漁が衰退すると、今度はもともと有名だった「利尻昆布」やウニ漁を主体とする根付漁業と、タコやカレイを主体とする沿岸漁業へと形態が変化していくことになった。
更に近年では、鮭の孵化放流やウニあわび種苗の放流、利尻昆布の養殖・ホタテの養殖と、育てる漁業のほか、投石や魚礁、岩礁爆破と漁場造成にも力を入 れている。

観光業

利尻山(利尻富士)を中心とした観光業が盛んで、ニシン漁の衰退以後、名勝・名所を見直し資源開発を試みるようになった頃から盛んになり始め、1965年には全島が「利尻・礼文国定公園」に指定された。
また、植物研究家にとっても、高山植物の宝庫であり、1950年には「利礼道立自然公園」に指定されている。その後、1974年には「利尻・礼文・サロベツ国立公園」に指定が格上げされ、一躍「離島ブーム」がおとずれることになった。
また、1996年には、温泉のボーリングに成功し、1998年には「利尻富士温泉」施設をオープンして、新たな観光資源が誕生している。

交通

利尻島と北海道本土との交通の結節点となる利尻空港、鴛泊港はともに利尻富士町内にある。

*1:2016年4月30日現在

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