公開鍵基盤

※Windows Server 2008以降、ADは代表的なAD DS(Active Directory ドメインサービス)以外にAD FS、AD RMS、AD LDS、AD CSの4つのサービスがあります。この記事は代表的なAD DSについての記事で、分かりやすくADと書いています。 ADで出来る事 ユーザー・アカウント情報の集中管理 ドメインコントローラーで集中管理しているため、管理が容易になるし、グループ化が可能。 ADに対応したサーバー、アプリを使用するとメールサーバーやDBサーバーとドメインのユーザーアカウントを紐づけられるので、さらに管理が容易になるし、ユーザーにとっても覚えなけれ…

情報処理安全確保支援士の試験合格を目指し、毎週略語に重点を置いて取り上げます。 それでは、学習スタートです！ ■SSL-VPN(Secure Sockets Layer-Virtual Private Network)SSLまたはTLSによるトンネリングを使用して実現するVPN。ウェブブラウザのみを用い、専用のクライアントアプリケーションを不要にしている。 ■PKI(Public Key Infrastructure)公開鍵基盤。ディジタル署名、SSL、IPsec、S/MIMEなど、公開鍵暗号技術に基づいて実現される様々な基盤環境。 ■DPA(Differential Power Analys…

ハードウェアセキュリティモジュールの世界市場規模は、2023年に12億米ドルと評価され、予測期間中に13.5％のCAGRを記録し、2028年までに23億米ドルに達すると推定されています。 ハードウェアセキュリティモジュール市場シェアの成長は、データ漏洩やサイバー攻撃の増加、暗号キーの効果的な管理の必要性、デジタル取引や電子決済の出現による機密性の高い金融データの保護ニーズの高まりが原動力となっています。 ハードウェアセキュリティモジュール市場のダイナミクス 推進要因 データ・セキュリティに関する厳格なコンプライアンス遵守の必要性 例えば、ネットワーク、データセンター、管理者アカウントに関する…

LODEINFOマルウェアとは LODEINFOの解析 感染フローの解析 Downloader Shellcodeの更新 Remote Template Injection Maldocの解析 Maldocに埋め込まれたVBAコード Office製品の言語確認 Donwloader Shellcodeの解析 Fake PEMファイルの復号方法 LODEINFO Backdoor Shellcodeのメモリ内への展開 既知のダウンローダDOWNIISSAとの類似点 LODEINFO Backdoor Shellcode 攻撃者のインフラ まとめ IoCs This post is also av…

はじめに 『プロフェッショナルTLS&PKI改題第2版（原題: Bulletproof TLS and PKI Second Edition）』が出版されました。今回は出版前のレビューには参加していませんが、発売直後にラムダノートさんから献本をいただきました。ありがとうございます(そのためタイトルにPRを入れてます)。原著のサイトでは前バージョンとのDiffが公開されており、今回は翻訳の確認を兼ねて更新部分を重点的に読みました。このエントリーでは、改訂版のアップデート部分がどのようなもので、今後どう学んだらよいかということを中心に書いてみたいと思います。 短いまとめ： HTTPSへの安全意識が…

問2 PKI(公開鍵基盤)を構成するRA(Registration Authority)の役割はどれか。 ア デジタル証明書にデジタル署名を付与する。イ デジタル証明書に紐づけられた属性証明書を発行する。ウ デジタル証明書の失効リストを管理し，デジタル証明書の有効性を確認する。エ 本人確認を行い，デジタル証明書の発行申請の承認又は却下を行う。 正解・・・エ アは発行局(IA)の役割 イは属性認証局(AA)の役割 ウは検証局(VA)の役割 参考 「PKI・認証技術」に関する問題への対策 | Think IT（シンクイット） --抜枠-- CAは機能要素によって、以下のように分かれています。 IA…

第1章 方法論と範囲 1.1 市場区分と範囲 1.2 市場の定義 1.3 情報調達 1.3.1 情報分析 1.3.2 市場形成とデータの可視化 1.3.3 データの検証・公開 1.4 調査範囲と前提条件 1.4.1 データソース一覧 第2章 エグゼクティブサマリー 2.1 公開鍵基盤（PKI）市場スナップショット 2.2 公開鍵基盤 - セグメント別スナップショット (1/2) 2.3 公開鍵基盤 - セグメント別スナップショット（2/2） 2.4 公開鍵基盤 - 競争環境スナップショット 第3章 公開鍵基盤（PKI）市場概要 3.1 市場の系譜の展望 3.2 バリューチェーン分析 3.3 市…

2023年12月18日～2023年12月24日に読んだ中で気になったニュースとメモ書き（TLSらじお*1第137回の原稿）です。全文を公開している投銭スタイルです。 [Terrapin Attack] [tldr.fail] [その他のニュース] ▼博士論文：Post-Quantum TLS ▼耐量子サーバ証明書のACME ▼Siemensの食器洗浄機 ▼KyberSlash ▼RFC 9500 Standard Public Key Cryptography (PKC) Test ▼NIST SP1800-38 ▼トラストのためのデジタル署名検証解説 ▼Internet Week 2023:…

2023年12月4日～2023年12月10日に読んだ中で気になったニュースとメモ書き（TLSらじお*1第135回の原稿）です。全文を公開している投銭スタイルです。 [RFC 9505 世界的な検閲の技術] [プロフェッショナルTLS&PKI発売] [その他のニュース] ▼IBM Condor ▼Dilithium解説 ▼Certainly解説 ▼Youtubeで耐量子暗号 ▼Let's Encrypt年次レポート2023 ▼TLS 1.2 Feature Freeze ▼OpenAIのQ*とAES-192 ▼Gmail大量送信者向けガイドライン ▼AEGIS based Cipher Suit…

市場概要 世界の電子メール暗号化市場規模は、2023年の62億米ドルから2028年には163億米ドルに成長し、予測期間中の年平均成長率は21.3%と予測されています。 電子メール暗号化市場の拡大には、さまざまな極めて重要な要素が影響しています。主な推進要因の1つは、企業や個人を問わず警鐘を鳴らしている電子メールデータ漏洩の顕著な急増です。セキュリティの状況は、BEC詐欺やスピアフィッシング攻撃の増加によってさらに複雑になっています。規制面では、世界中の政府がデータ保護の枠組みを強化し、個人データやビジネスデータの機密性と安全性を確保するために厳しい義務を課しています。このため、企業は強固なセ…

2023年11月27日～2023年12月3日に読んだ中で気になったニュースとメモ書き（TLSらじお*1第134回の原稿）です。全文を公開している投銭スタイルです。 [DDR&DNR for DoH/DoT/DoQ] [OpenAIのQ*とAES-192] [前方秘匿性のある0-RTT] [その他のニュース] ▼CloudflareでmTLS失効確認 ▼AWS ALBでmTLS ▼EUの文書リークとWebの誤解 ▼Bulletproof TLS Newsletter #107 [暗認本：33 公開鍵基盤] [まとめ] *1:TLSらじおは社内勉強会です。このブログを読み上げつつ弊社サービスの実情…