主演のマーゴット・ロビーは製作にも関わっている。彼女は『I, Tonya』にも主演とともに製作にも加わっている。トーニャ・ハーディングは、たぶん、日本で思われてる以上にアメリカでは悪役だと思うのだ。そこにあえてフォーカスする視点に表現者としての信頼感がある。 そういう人が製作、主演する『バービー』。しかも、脚本はグレタ・ガーウィグとノア・バームバックが共同執筆した。監督はグレタ・ガーウィグ。 ノア・バームバック作品では『ヤング・アダルト・ニューヨーク』、『マイヤーウィッツ家の人々 (改訂版)』が好き。『マリッジ・ストーリー』、『ホワイト・ノイズ』もまあ好きだけど上の2作ほどではない。 『バービ…