大正五年東京に生まれる。 生長の家講師をしていたが、昭和24年神我一体を経験し、覚者となったとされる。白光真宏会を主宰。「世界人類が平和でありますように」のフレーズで知られる祈りによる世界平和運動を提唱した。 神人合一合気道の植芝盛平氏の親友。
また出口王仁三郎、笹川良一、笹目秀和らと同じく、道院紅卍会の会員メンバーであった。紅卍会は大本教と提携していた中国の新宗教。
不安の気持をなくすには 人間は確かに自分達の運命を恐れすぎています。悪いことがありはしないか、今の幸せが果たしてつづいてゆくだろうか、というように、いつもいつも、運命が悪くなることを恐れきっている人さえあります。 一般の人はそれほど表面だって、恐れの気持を表現してはいませんが、やはり何かと、不安の気持が胸をかすめます。近頃の地震さわぎなどは、科学的な説明のもとに、近々に大地震がありそうだと学者にいわれると、そのいろいろの用心をする心構えより先に、恐怖の気持のほうが先立って、心が不安定になり、夜もおちおち寝られないという人が出てきます。自分の生死は勿論心配だし、生活が崩れてしまうのも心配なのです…
肉体人間はみな凡夫 この世の中には矛盾撞着(むじゅんどうちゃく)したことがたくさんあります。民族がたくさん分かれている。言葉が違う。肌の色が違う。言葉が違うということは喧嘩の原因になるだろうし、肌の色が違うということは、差別の原因になります。民族が分かれているということが、お互いに自分たちの民族を守ろうとする意識になって、自己を防衛するようになっている。 動物たちでも、はじめからお互いに食べあわなきゃ生きられない。海の魚や小さな虫みたいなものから、大きな動物まで、すべてお互いが相手を食べあって生きています。弱肉強食の世界といいます。弱いものが強いものに食べられて生きている。 どうして動物同志、…
守護霊守護神が体を動かしている 人間はふつう誰でも肉体が自分で動いていると思うでしょう。それはとんでもないことで、肉体がこうして動いていることは、守護霊、守護神が肉体を動かしていることなんです。 心臓を自分で動かせるものじゃないし、肺臓よ動け、といって動かせるものじゃない。五臓六腑は全部、自分が知らないのに働いていてくださるんです。それと同じように、人間のこの世の生活というものも、自分でやっているように思うけれど、実は神様のほうで、その人の過去世の業にてらして、ふさわしいように生かしてくださるわけなのです。 いいかえますと、今こうして生きていらっしゃる皆さんを初めすべては、過去世の因縁因果のそ…
『何か辛いことがあったら、辛いことがある程「ああ、神様は私を愛していてくださるんだなあ」とこう思わなきゃいけない。』 『現われてくるものすべてのものに、恐れないで、みんな神様がやって下さるんだなあ、ありがとうございます。私の魂を磨いて下さるんだな有難うございます。私を愛して下さって、私に力を下さるためにこうやって下さるんだなあ、有難いな、という心になってもらいたい。それが宗教の極意ですよ。そうすると本当に神様と一つになってしまう。』 ー 五井昌久 『魂が大きく開く時』より抜粋 ***** 白光真宏会 公式ホームページ https://byakko.or.jp/
こころよ こころよ どこにゐる まことのこころよ どこにゐる 探し求めて 幾転生(いくてんしょう) 私はこころの在り場所を はじめて しつかり識りました こころは天にありました いのちの中にありました 光の中にありました 私の中にありました こころは私でありました こころはいのちでありました こころは光でありました 人と人とをまんまろく 天と地(つち)とをまつすぐに つなぐ光の波でした ー 五井昌久 『ひゞき』より ***** 白光真宏会 公式ホームページ https://byakko.or.jp/
天の父にむかって叫ぼう 大宇宙の中で地球の平和が成り立ちますように 地の母にむかって叫ぼう 地球人類が平和でありますように 今こそ地球大進化の時 人類は一度神のみこころに帰らねばならない 貴方も貴女も君たちも皆大神の分生命 一度(ひとたび)その本心に帰って 神々の光明波動をその肉身にひびかせねばならない そうなるための世界平和の祈り 人類大調和の祈りだ 祈りの中には妬みも恨みも争いもない 個人が家庭が国家が人類が みんな神のみこころに帰っている時だ わたしも祈る あなたも祈る 個人人類同時成道の この世界平和の祈りを 老子も釈迦もキリストも祈りつづけている世界平和の祈りを 宇宙天使の地球救済の…
生かされている命と生きている命 今日は人生いかに生くべきか、なんのために生きているのか、という疑問に答えてみましょう。 人間は肉体のほうからみると、’生きている’のではないのです。’生かされている’のです。生命自体、いのちそのものからみると’生きている’のです。これをハッキリ区別しないと、哲学的なな苦悶におちいって、しまいに死んでしまったり、生きている価値がなくなって、みずからいのちを絶ったりする人が随分出てくるわけです。 生かされている’いのち’と、生きている’いのち’がわからなくて、自分で生きていると思うから間違いが出来るのです。命というものには、大生命(宗教的にいえば神様)があって、大生…
人間の自由自在性を奪うな 神さまは、この世に現われている業を全部消そうと思って、守護霊守護神をつかわして、業を一生懸命消しているわけなんです。だから、恐れないで神さまの中へ入りこんでいればいいんですよ。入りこむ練習だけしていればいい。そうすると、だんだん度胸のない人が度胸がよくなってくる。暗い顔をしていた人が明るくなってくるのです。 これからいろんな世界が展開されます。世界が平和になるのは現実の世界としては遠いでしょう。その間にいろんな恐ろしいことがどんどん出て来ます。みんなを脅かすようなことがたくさん出てくる。その時に、ああ自分は死んでも、自分たちは天国へ行くんだ、と思いこんじゃえばいい。昔…
姿形美しき(うるわしき)はよろし 才能豊かなるもまたよろし 然し更によろしきは 深き愛の心なり 報いを求めざる愛は光なり 光は世を照らす たとえ姿形備わずとも(ととのわずとも) 才能貧しかるとも 愛の心深き人は まこと神の子なり 偽善は愛ならず 自らの光を蔽う業(おおうわざ) 本心は神のみ心なれば 裸心こそ愛の湧き出ずるところなり 自己をかばいて闇に陥るな 自我に溺れ権威を誇るのものはやがて滅び 愛の光一元なる神の子の世は開くなり (五井昌久 『平和讃』所収)
私が語ること、想うこと、表わすことは、すべて人類のことのみ。人類の幸せのみ。人類の平和のみ。人類が真理に目覚めることのみ。 故に、私個に関する一切の言葉、想念、行為に私心なし、自我なし、対立なし。すべては宇宙そのもの、光そのもの、真理そのもの、神の存在そのものなり。 地球上に生ずるいかなる天変地変、環境汚染、飢餓、病気……これらすべて「人類即神也」を顕すためのプロセスなり。 世界中で繰り広げられる戦争、民族紛争、宗教対立……これらも又すべて「人類即神也」を顕す為のプロセスなり。 故に、いかなる地球上の出来事、状況、ニュース、情報に対しても、又、人類の様々なる生き方、想念、行為に対しても、且つ又…
この世は地獄だ。 いや、少なくとも天国ではない。 天国にはほど遠い。 このように感じている人も多いのではないだろうか。 特に、病気・争い・貧乏・苦労の渦中にあり、苦しんでいる人ならば、より、その思いは強いだろう。 いかに大自然や地球(ひいては宇宙)のかけがえのなさ、素晴らしさの神秘を説かれ、どんなに神様を礼賛されたとしても、まずは最大の関心事である、目の前の苦しみを何とか解決することができなければ、類いまれなる貴重な大自然の恵み等々を説かれても、綺麗事やおためごかしのようにしか、聞こえないことになってしまうからだ。 というのも、唯物論的な思考に絡めとられている私達は、普通の動物のようにこの世に…
地球滅亡の音が 人類の滅びるひびきが あなた方にはまるっきり聞こえないというのか 国と国とはお互いが愛し合わなければならないはず だがどうだろうこの現実は お互いが腹をさぐり合っての武力拡張競争 どこに愛と信義のつき合いがあるというのだ 戦争公害天変地変 どれ一つとっても地球の運命は危い その危い運命の中でただ立ちすくんでいただけでは 家庭の幸福も社会の平和もありはしない 戦争を公害を天変地変を超えうる世界を 我々の手でつくりださねばならぬのだ 滅びへの道は人類が自らつくったもの その道を変えるのも人類自らがなさねばならぬ その中心に立つ国は日本なのだ 日本は地球の調和をはかる大和(だいわ)の…
秋風が吹きはじめると 繁華(はんか)な街の灯(ひ)の色さえ 深い人生を想わせる まして村落(そんらく)の夕暮れの 入日と雲のいろどりがみせる 自然の心の美しさは 過去から未来へと永続してゆく いのちのひゞきを感じさせる 秋風が人の心を浄めるのか 人が秋風の中で心を開くのか 秋風は寂滅(じゃくめつ)への道を 人間世界に投げかける 秋風に導かれて冬に達する 自然のひそやかな歩みの中には 国と国との戦争(たたかい)もなく 人と人との欲望のひしめきもない たゞ、寂静(じゃくじょう)の奥から輝き出でる 神の大調和の光明だけがひゞきわたり 恐れず騒がず静かにおだやかに そしていのち輝やかに 自分たちの道を…
人間の実体は神界にある 人間は神界にもいれば霊界にもいれば、幽界にも肉体界にも同時に住んでいるのです。この真理はなかなかわからないでしょうね。肉体にはこの五感の目しかありませんから、これに映るもの以外のことはわからない。 ところが実際には、物を叩けば音がしますね。いろいろな音がする。この音には聞こえる音と聞こえない音とあるわけです。犬などに聞こえても人間には聞こえない音もあります。犬を呼ぶ笛がありますが、これを鳴らしますと、人間には聞こえないけれど、犬には聞こえる。そういう音のひびきが実際あります。 色でも見えない色と見える色とがあります。そのように、科学の世界においても、見えるものと見えない…
宇宙と云うのは不思議な存在 数多の星々を輝やかせて 何んと云うこの静けさだろう 生命波動を生々とひびかせながら それでいてこの深い深い静けさ そんな深い静寂の中から この地球世界にひびいてくるいのちの躍動 天空の彼方から大地の底から 生きのいのちの輝やかなことばが すべての存在を生かしきろうとしている だが まだまだ駄目なのだろうか 地球世界は幼なすぎるのか 権力と金力が生むあらゆる欲望の渦の中で 人と人とが国と国とが争い合う 生命の本源を忘れ果てた 地球世界の権力者たち 業想念波動に踊らされる肉体人間の群れ そんな人々の吐き出す黒雲に蔽われて 地球世界の悲劇はどこまでも発展してゆこうとする …
前回 ( 204_地道な運命好転の方法(はじめに) - おぶなより2 ) の続き。 私なりに独自の形で、五井先生(日本の宗教家五井昌久さん)の話をまとめ直そうしたのだが、何回か繰り返して話を聞いているうちに、思うところがあり、五井先生の話の原形(オリジナル)に近い形で、再現することにした。(*1) そこで、なるべく手を加えず、できる限りオリジナルに忠実に、再現してみることにする(なお、どうしても音声が聞き取れなかった箇所は ??? とした。おそらく、五井先生が中年頃にされたお話だと思われる。五井先生の話し方は、とてもハキハキとしているのだが、早口である。また、適宜、カッコ書きなど加筆と、ごく一…
唯物論はやっぱり話の底が浅いなあ。 悪いけど。 しかも、容姿や社会的地位などで、他人を見下す姿勢が、文章のそこかしこに垣間見える。 仮にも人間(女性)を廃棄食品に例えるなんて、霊性の面から考えたら、禁忌としか言えない表現もあったからなあ。 そんなことを感じる文章を読んだ。 男性が書いたと思われる「◯◯ほど高望みになってしまう構造的な理由」という話(ただし、文章の末尾には「こうした(容姿の)女性達の辛さに、男性は理解を示すべきだ」と彼女達をいたわる、暖かく、やさしい言葉も添えられてはいたが・・・。 なお、「○○」は、ここに当てはまる言葉を表記したくないので、あえてこのような伏せ字にさせてもらった…