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中国茶

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ちゅうごくちゃ

:お茶

中国で飲まれるお茶の総称。発酵度の低い順から緑茶(リュイチャ)、白茶(パイチャ)、黄茶(ファンチャ)、青茶(チンチャ)、紅茶(ホンチャ)、黒茶(ヘイチャ)に分類される。
日本では青茶の一種である烏龍茶が有名だが、中国では緑茶が主に飲まれているらしい。

中国茶の種類

上記の醗酵度別の種類と簡単な煎れ方。

  1. 緑茶(リュイチャ)日本の緑茶と製法は大体同じだが、昔日本では主流だった釜炒りの方法で火入れする(現在は日本の緑茶はほとんどが蒸しで火入れする)さらにあまり揉捻しない。80℃くらいの温度で煎れる。
  2. 白茶(パイチャ)日本の玉露のように香りと旨みを強くもった茶。40℃くらいの低温で煎れる。水色は薄く、香りと味を楽しむ。
  3. 黄茶(ファンチャ)耐熱グラスなどでジャンピングを十分させて90℃から80℃で煎れる。水色はやや黄色みがかり、しっかりとした味が感じられる。
  4. 青茶(チンチャ)烏龍茶や鉄観音など、日本でおなじみの名前のお茶ですがペットボトルの烏龍茶に入っているのは烏龍茶とはいいがたい。煎れ方は蓋付の茶碗(蓋碗)にいれ垂れ茶の要領で振り出すか、深皿(茶池)の真ん中にすえた急須(茶壷)に大量の茶葉をいれ沸騰したお湯を注ぎ、さらに外側からもお湯をかけて十分むらして煎れる。これらは功夫茶道といって色々な煎れ方がある。日本の茶道とちがい美味しいやり方が見つかるとどんどん変化する。青みがかった水色で濃厚な香りと味をたのしむ。飲み終わったあと喉から鼻腔にいい香りが抜けることを清香(チンシャン)という。等級も第1級から始まり3段階以上ある。
  5. 紅茶(ホンチャ)中国茶における紅茶も西洋流の紅茶と製法は同じだがペコやオレンジペコ、リーブスが多い。CTCなどの製法はあまりつかわれないようだ。キーマンは中国産の紅茶で水色は薄くモスフレーバーで味主体の茶だろう。もちろん沸騰に近い温度でポットで供すると美味しい。
  6. 黒茶(ヘイチャ)フーチャとよばれることも多い。プーアル茶に代表され、香港でよく飲まれる。円形や四角く固められ表面にうっすらと黴を生えさせて充分熟成させる。10年を超えると味が格別にかわり30年や20年たったものは外国人には売らないという。中国料理との相性もいい。強烈な脂肪分解性のあるお茶。これがあるために中国人は脂っこい料理も平気で食せるという。ただ食べ物をたべないで飲むとすこぶる消化器に負担がかかる。煎れ方は蓋碗や急須に砕いた茶葉をいれ沸騰した熱湯でさっと表面の黴を洗い流す意味ですぐ捨てる、それから飲用にする沸騰したお湯をいれしばらく蒸してから供する。味や香りがなくなる寸前くらいが一番美味しいものとされる。
  7. 花茶(ファンチャ)緑茶に着香したり、茶葉の形を加工したもの。ジャスミン茶や竜珠茶など。
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