Hatena Blog Tags

三脇康生

(一般)
みわきやすお

精神科医/美術批評家。
制度を使った方法論、とりわけ「制度を使った精神療法 psychothérapie institutionnelleの、日本における中心的唱道者。
京都大学文学部(美学美術史)卒業。 京都大学医学部卒業後、滋賀県にある湖南病院で精神科医として研修した。 その後、パリ第一大学科学哲学科DEA課程*1と、京都大学医学研究科博士課程(社会医学専攻*2)を卒業。 種々の病院で精神科医として診療しながら、現在、仁愛大学大学院(臨床心理コース)准教授。 美術展覧会の企画に参加するなど、作品批評も行なってきた。







1,現代思想と現代美術関係の仕事


単著


共編著

practica〈2〉アート×セラピー潮流 (プラクティカ (2))

practica〈2〉アート×セラピー潮流 (プラクティカ (2))

  • 作者: 関則雄,井上リサ,三脇康生,フィルムアート社編集部
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2002/11/01
  • メディア: 単行本
  • 購入: 2人 クリック: 42回
  • この商品を含むブログ (10件) を見る

    • 「ラボルド精神病院のプラクティス ドゥルーズ=ガタリから」 p.142-151
    • 岩下徹(山海塾)との対談 「<表現準備状態>を用意せよ」 p.152-159


共著

ドゥルーズ/ガタリの現在

ドゥルーズ/ガタリの現在

    • 論文:「いつも「新しい」精神医療のために」



関西現代版画史 (美学叢書 7)

関西現代版画史 (美学叢書 7)

  • 作者: 奥村泰彦,木村秀樹,清水佐保子,中谷至宏,三木哲夫,本江邦夫,関西現代版画史編集委員会
  • 出版社/メーカー: 美学出版
  • 発売日: 2007/11
  • メディア: 単行本
  • クリック: 12回
  • この商品を含むブログ (1件) を見る

    • 「MaxiGraphicaと言語様態分析・「版画」という言葉を考古学することの意義」 p.302-314



心の探求者としてのパウル・クレー』 前田富士男編 (慶応義塾大学出版会、2007年3月)

    • 「アート・戦争・精神医療――クレーの教えるもの」 p.74-88



今村源―Hajime Imamura:1981‐2006

今村源―Hajime Imamura:1981‐2006

 [主な執筆者]:藤巻和恵(伊丹市立美術館)/三脇康生/今村源 (編集:ノマルエディション、出版:青幻舎、2006年10月) 【「今村源展・連菌術Over the Ground,Under the Ground」(2006年9月9日〜10月29日、伊丹市立美術館)の展覧会カタログの機能も持つ】

    • 「「凪」の直後」 p.112-121



日常を変える!クリエイティヴ・アクション (Practica)

日常を変える!クリエイティヴ・アクション (Practica)

    • 「詩的なロジックとは何か ラボルド精神病院院長ジャン・ウリ来日から」 p.132-141



アート・リテラシー入門―自分の言葉でアートを語る (Practica)

アート・リテラシー入門―自分の言葉でアートを語る (Practica)

  • 作者: フィルムアート社,プラクティカネットワーク
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2004/10/01
  • メディア: 単行本
  • 購入: 6人 クリック: 122回
  • この商品を含むブログ (17件) を見る

    • 「気配、予感」 p.35-37
    • 「アーティストは<世界>と格闘する」 p.70-76



シネマ革命1960 (CineLesson)

シネマ革命1960 (CineLesson)

    • 「現代思想<西欧マルクス主義以後>」 p.190-197




論文

  • 「アートとセラピーの関係について――フランス精神医学が教えるもの」 ■掲載:『日仏美術学会会報』 2004年24号(日仏美術学会、2005年5月) p.79-80
  • 「「絵」を見ることを見る・設楽知昭の作品について」 ■掲載:『リア』7号(リア編集局、2004年8月) p.58
  • 「今村源への手紙」 ■掲載:『リップル』7号(ノマルエディション、2003年12月)p.11-20
  • 「ものの呟き、あるいは正岡子規の頭の形」 ■掲載:Base Gallery 田中朝子展リーフレット(Base Gallery、2003年6月)
  • 「ライブアーティスト 三宅砂織 今一番必要なアートとは?」 ■掲載:『版画芸術 120 版画は、いま』(阿部出版、2003年6月) p.94
  • 「引っ越しの関点から見たソフィ・カル」 ■掲載:ソフィ・カル展覧会リーフレット(豊田市美術館、2003年4月)
  • 「「表現を持続させる環境に身を曝す」とはいかなることなのか。」 ■掲載:『リップル』4号(ノマルエディション、2003年1月) p.1-2
  • 「不死身性からいかにすれば修行性とシニスムを脱色することができるのか?」 ■掲載:『不死身の空間』展 カタログ 電子芸術国際会議2002名古屋共催(成安造形芸術大学付属芸術文化交流センター、2002年10月)
  • 「あなたはマゾヒストか、それともサディストか?」 ■掲載:「大島成己田中栄子展覧会」 カタログ(名古屋芸術大学美術学部ギャラリー,2002年9月) p.9-10
  • 「「ほくろ」は「すきま」を塞ぐのか、それとも「すきま」をもたらすのか」 ■掲載:大崎宣之展「間の距離」カタログ(資生堂 2002年7月)
  • 「岡田修二の絵画の時間性について」 ■掲載:岡田修二展覧会「Waterscape」展覧会カタログ(第一生命ギャラリー、2001年5月)
  • 「自分の症状を研究する」 ■掲載: 中谷昭雄(絵画)、井沢以佐子(彫刻)、丹生谷貴志(テキスト)、三脇康生(テキスト) 『展覧会』案内状 (「ギャラリー白」、1998年7月27日〜8月1日)
  • 「美術のエチカのために」 ■掲載:『APRO』2号(美学出版、1997年11月) pp.89-91
  • 「分散の場所の分散」 ■掲載:美術の皮膚展カタログ(キリンプラザ大阪、1995年5月) pp.8-9
  • 「開き直りなしという覚悟・あるいは中原浩大以降」 ■掲載:『美術手帖年鑑1994』(美術出版社、1994年12月) pp.28-29




誌上対談

  • 川俣正と(2002年11月29日) ■掲載:『通路』(美術出版社、2008年2月) pp.76-81
  • 「制度論的精神療法とは何か?」 ■掲載:『図書新聞』2000年5月13日号(図書新聞社)
  • 「記号論的現場を巡って」 ■掲載:『APRO』2号(美学出版、1997年11月) pp.5-19




翻訳

無人島 1969-1974

無人島 1969-1974

  • 作者: ジル・ドゥルーズ,小泉義之,杉村昌昭,松葉祥一,笹田恭史,鈴木創士,三脇康生
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2003/06/25
  • メディア: 単行本
  • 購入: 1人 クリック: 59回
  • この商品を含むブログ (12件) を見る

    • 「精神分析に関する5つの提案」 pp.277-290



無人島 1953-1968

無人島 1953-1968

    • 「ジルベール・シモンドン 個体とその物理―生物的な発生」 pp.179-186




書評ほか

  • ジル・ドゥルーズ著 『狂人の二つの体制(1975-1982)(1983-1995)』 書評:「自分の思考を強いるものに到達しようとする試み 〜現場に渦巻く情念の的確な実況中継」 ■掲載:『図書新聞』 2698号(2004年10月23日)







2,精神医学関係の仕事


共編著

医療環境を変える―「制度を使った精神療法」の実践と思想

医療環境を変える―「制度を使った精神療法」の実践と思想



学校教育を変える制度論―教育の現場と精神医療が真に出会うために

学校教育を変える制度論―教育の現場と精神医療が真に出会うために

    • 序文 pp.3-6
    • 論文「教育学と精神医療の対話」 pp.42-89
    • 対談「制度論が志向するコミュニケーションネットワーク」 pp.14-40
    • 対談「制度論の契機としてのダイヤローグ」 pp.120-145



精神の管理社会をどう超えるか?―制度論的精神療法の現場から

精神の管理社会をどう超えるか?―制度論的精神療法の現場から

  • 作者: フェリックスガタリ,フランソワトスケル,菅原道哉,ジャンウリ,高江洲義英,ダニエルルロ,市川信也,F´elix Guattari,Danielle Roulot,Fran〓@7AB7@cois Tosquelles,Jean Oury,杉村昌昭,村沢真保呂,三脇康生
  • 出版社/メーカー: 松籟社
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: 単行本
  • 購入: 3人 クリック: 208回
  • この商品を含むブログ (49件) を見る

    • (共訳) フェリックス・ガタリ「制度論革命に向けて」 pp.23-54
    • (共訳) ジャン・ウリ「ラボルドで考えてきたこと」 pp.55-83
    • (共訳) フランソワ・トスケル「制度の概念に戻ろう」 pp.85-111
    • 論文「精神医療の再政治化のために」 pp.131-217 (主要論文)
    • 対談「沖縄/精神医療と文化」 pp.221-253
    • 対談「ローテーションの精神」 pp.255−278




共著

  • Rencontre avec le japon』, Ed JEAN OURY(Edition Marice、2007年 5月)p19-21
    • 論文:「Signification du travail de Jean Oury pour la situation actuelle de la psychiatrie au Jaopn」




学術論文

  • 「分岐点に立つフランスの精神医療――「制度を使った精神療法」と「セクター制度」は通底しているはずである」 ■掲載:『こころと文化』 Vol.7-no.1 (多文化間精神医学会、2008年2月20日)
  • 「精神科医ジャン・ウリの仕事」 ■掲載:雑誌『思想』2007年6月号(第998号、岩波書店,2007年6月) pp.43-60
  • ジャン・ウリ講演「表現活動とラ・ボルド病院」解説・通訳 ■掲載:『日本芸術療法学会誌』、vol36 no1, 2(日本芸術療法学会、2005) pp.39-45
  • 「ジャン・ウリとドゥルーズ=ガタリの比較を行ないながら、ラボルド病院の病院環境を巡る思想について考える」 ■掲載:平成15-17年度 科学研究費補助金(基盤研究(B)(2)) 研究成果報告書 『病院環境をめぐる思想――フランス精神医学制度の歴史と現状から見えてくるもの』(研究代表者:多賀茂、平成18年3月) pp.139-157
  • 「表現準備療法について 〜あるいはドゥルーズ=ガタリとスピノザから見た精神科臨床」 ■掲載:仁愛大学心理臨床センター紀要 創刊準備号2005.3
  • 「フランスのメンタルヘルス」 ■掲載:『教育と医学』,51-1(慶應義塾大学出版会、2003年1月号) p.36-46
  • 平田豊明との共著「精神科入院患者の人権擁護制度――その日仏比較」 ■掲載:『日本精神病院協会雑誌』21-12(創造出版、2002年12月) pp.1276-1284
  • 「制度論的な医療看護福祉とは何か(1) 」 ■掲載:『こころの臨床アラカルト』 21-4(星和書店、2002年11月) pp.493-496
  • 「制度論的看護のために(3)フランスの制度論と福祉」 ■掲載:『精神科看護』29(6) (精神科看護出版、2002年6月) pp.58-62
  • 「制度論的看護のために(2)フランスの制度論とは何か」 ■掲載:『精神科看護』29(5) (精神科看護出版、2002年5月) pp.58-64
  • 「制度論的看護のために(1)フランスの制度論とは何か」 ■掲載:『精神科看護』29(4)(精神科看護出版、2002年4月) pp.58-63
  • 「フランスの制度論が教える、地域で患者を支える“こつ”<6>市町村保健師の仕事から見える日本の精神保健福祉」 ■掲載:『地域保健』,33(6・7) (地域保健地域保健研究会、2002年6・7月) pp.125-129
  • 「フランスの制度論が教える、地域で患者を支える“こつ”<5>保健所の保健師が制度論から学びとれるもの」 ■掲載:『地域保健』,33(5) (地域保健地域保健研究会、2002年5月) pp.73-77
  • 「フランスの制度論が教える、地域で患者を支える“こつ”<4>病院で働く保健師のために」 ■掲載:『地域保健』,33(4) (地域保健地域保健研究会、2002年4月) pp.57-61
  • 「フランスの制度論が教える、地域で患者を支える“こつ”<3>フランスの看護師の保健師的役割」 ■掲載:『地域保健』,33-3 (地域保健地域保健研究会、2002年3月) pp.65-71
  • 「フランスの制度論が教える、地域で患者を支える“こつ”<2>制度論的精神療法とセクター制度の内実」 ■掲載:『地域保健』,33-2 (地域保健地域保健研究会、2002年2月) pp.60-65
  • 「フランスの制度論が教える、地域で患者を支える“こつ”<1>フランスで生まれた制度論とは何か」 ■掲載:『地域保健』,33-1(地域保健地域保健研究会、2002年1月) pp.49-53
  • 「制度論が変える医療・看護」 ■掲載:『看護学雑誌』,66(7) (医学書院、2002年7月) pp.653-657
  • 「歴史と文化の観点から見たフランス精神医療における「物質性」について」 ■掲載:『臨床精神医学』,31(6) (アークメディア、2002年6月) pp.629-637
  • 「日本の精神保健福祉と制度論の関係性について」 ■掲載:雑誌『情況』,2-10 (情況出版、2001年12月)pp.154-171
  • 「フランスにおける移民のための精神医療の現状」 ■掲載:『文化とこころ――多文化間精神医学研究』,4-3&4 (多文化間精神医学会、2000年12月)pp.114-122




翻訳


  • 『文化とこころ――多文化間精神医学研究』,4-3&4,(多文化間精神医学会、2000年12月)pp.226-241
    • 個人訳「パリにおけるカンボジア移民への多文化間精神療法(リシャール・レチトマン著)」
    • 解説論文「レヒトマンのセミオロジー」


  • 『文化とこころ――多文化間精神医学研究』,4-1&2 (多文化間精神医学会、2000年4月)pp.87-111
    • 共訳「精神療法の未来(トビー・ナタン著)」
    • 解説論文「トビー・ナタンの民俗精神医学・民俗精神分析の主要概念と治療方法」




書評

  • 「ラカンはラカン派である――アルチュセールの『フロイトとラカン』を読む」 ■掲載:『図書新聞』,2548,5 および 2549,6 (図書新聞社、2001年5月、6月)
  • 「臨床のエチカのために」 ■掲載:『文化とこころ――多文化間精神医学研究』,2-3 (多文化間精神医学会誌、1998年6月) pp.243-245




*1:1997年10月〜2000年7月に留学し、精神科医療の倫理的側面について研究。 とりわけ、精神科領域のインフォームド・コンセントの概念や、医療と福祉を統合するチーム医療構築の方法について。

*2:精神保健、医療倫理、医療人類学

このタグの解説についてこの解説文は、すでに終了したサービス「はてなキーワード」内で有志のユーザーが作成・編集した内容に基づいています。その正確性や網羅性をはてなが保証するものではありません。問題のある記述を発見した場合には、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

関連ブログ