三大国家資格とは、我が国において最難関とされる国家資格の総称である。
あくまで通称・俗称であって、明確な定義はない。
我が国においては、医療・司法・経済の三資格より、医師・弁護士・公認会計士を指す場合が多い。
また、医師は他の国家資格と性格が異なる事を考慮し、弁護士・公認会計士・不動産鑑定士を指す事も多く見られる。
その他、弁護士・公認会計士・弁理士。
あるいは、医師・弁護士・1級建築士を指す場合も稀に見られる。
近年、司法試験、公認会計士試験の制度が改正され、税理士や司法書士と言った資格を三大国家資格に入れるべきではないか?という声が出ることがあるが、弁護士・公認会計士は税理士法3条により税理士となる資格を有しており、また、弁護士は司法書士業務の全てを、公認会計士は設立登記業務の一部が可能であると一般に解されているため、両者について三大国家資格と呼ぶのにはやや違和感がある。