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ラ・シルフィード

(アート)
らしるふぃーど

バレエ史上初のロマンティック・バレエ作品とされる。
初演は1832年3月12日、フランスはパリ・オペラ座にて。北欧伝説を基にシャルル・ノディエが物語にし、アドルフ・ヌリが脚色してバレエ化したものを、フィリッポ・タリオーニの振付、フィリッポの娘であるマリー・タリオーニの主演で上演した。この作品は大変な人気を呼び、当時の風俗に影響を及ぼすなどの社会現象も見られた。
しかし、このタリオーニ版の演出は継承されず、振付も現存しない*1。現在上演されるものはほとんどがオーギュスト・ブルノンヴィル版である。オペラ座で『ラ・シルフィード』を観劇したブルノンヴィルは、ぜひこの作品をデンマークへ持ち帰りたいと申し出たが、著作権を有するオペラ座の許可を得ることができなかった。その為新しい音楽と振付によるブルノンヴィル版が1836年にデンマーク王立劇場で上演されることとなった。
ちなみに、「シルフィード」とは風の精霊のこと。

*1:1972年、ピエール・ラコットが復元を試みた。

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