ファイブスター物語に登場する、天照帝が「個人的に」所有する騎士団。ちなみに、A.K.D.の国家騎士団はゴーズ騎士団である。ポイントとしては、あくまでミラージュ騎士団は天照帝という個人に忠誠を誓っているのであって、A.K.D.軍には所属していないことである。そのメンバーはA.K.D.やそれ以外の国の国王、女王、王子に王女といった王族を始め、領主や派遣外交官、司政官、軍人、テロリスト、暗殺者、永久指名手配犯罪人から構成されており、騎士として強力な能力を持つ者であれば一切を問われない。ミラージュ騎士団の象徴たる血の十字は、騎士団のメンバー一人一人が天照帝の代理人であり、なおかつメンバー自身の血も天照帝のものだということを示している。つまり、天照帝の命令以外には従わなくても構わないが、天照帝の命令には命を捨てても従わなければならないということである。
団員はライト・ナンバー(イメージカラー・オレンジ)、レフト・ナンバー(イメージカラー・グリーン)に分かれており、ミラージュ・ライトは表向きの顔、ミラージュ・レフトはダークサイドというイメージがある。メンバーも公表されているのはミラージュ・ライトのみであり、レフトについては謎に包まれ、ほぼ未公表である。
ミラージュ騎士にはそれぞれMH「レッドミラージュ」が与えられるが、このMHは天照帝の許可が下りないと使用することはできない。そのため普段団員は他の「ミラージュマシン」と称されるMHを使用している。クロス・ミラージュ、テロル・ミラージュ、クルツ・ミラージュ、ルクス・ミラージュ、ルガー・ミラージュ、フレーム・ミラージュ、ルージュ・ミラージュ、スピード・ミラージュ(ウンダースカッツ、クーラドスカッツ)などが確認されている。また、それ以外にも自前のMHを所有している団員もおり、天照帝のチューンを受けた後に実戦投入されたケースもある。なお、星団歴2992年、ボォスのカステポー地方において戦闘行為が行われ、その際に巨大な緑色のMHが目撃されている。そのMHにはボディカラーと同色で見分けが付きにくいものの、ミラージュマークの刻印があったという話である。