祖母は戦争未亡人となって夫の郷里に疎開したもののやはり上手く行かずに親兄姉を頼って上京して、やがて父の元部下の口利きでGHQの地図局に職を得て久しく勤めることになるのだが、その前に三兄の紹介で「家庭文化」と云う雑誌の編集部に勤めて「アメリカ人のお宅訪問」と云う記事を書いた、と云う回想を聞いたことがある。家庭文化 第2巻第6号昭和21年11月雑誌古書家庭文化社三岸節子祖先崇拝米と農村郷土食薬生活音楽パレスハイツノーブランド品Amazon この「家庭文化」と云う雑誌は国立国会図書館にも所蔵されていない。検閲用に蒐集した占領下の出版物を保管しているプランゲ文庫(メリーランド大学図書館ホーンベイク図書…