ドイツ・オーバーハウゼン水族館にて飼育されていたタコ。Paul der Krake。
ドイツがサッカーの大きな国際試合を行うときに、両チームの国旗を記し共にえさを入れた二つの箱のどっちに入るか…というやり方で勝利チームを予想して話題となった。2008年の欧州選手権や2010年のワールドカップ南アフリカ大会で、脅威の的中率を誇った。
南ア大会ではドイツチームがグループリーグを突破はするが、トーナメントではスペインに準決勝で敗れるとの予想を当ててしまい、同国民から「食ってしまえ」「サメと一緒の水槽に入れろ」などの逆恨みを買い、逆にスペインでは閣僚から「彼のことが心配だ」との発言が出るなど話題を呼んだ。
2010年10月26日、ドイツ西部オーバーハウゼンの水族館「シー・ライフ」で死んでいるのが見つかった。タコの寿命は3歳前後で、パウルは2歳9カ月だった。
2014年6月17日、「2014FIFAワールドカップブラジル」合わせて、ベルギーとアルジェリアの箱の前で悩む、天使の輪を付けたパウル君と思われるタコがGoogle Doodleとして登場*1。