西アフリカに広く分布している民族楽器で、木で作られた枠の上に木片を並べて下に共鳴用のひょうたんをぶら下げています。ひょうたんには穴があいており、そこにクモの糸の膜を張ることにより打つと木片の音と一緒に「ビンビン」と独特な音がします。(しかし、バラフォンにも種類があり楽器によっては「ビンビン」としない物もあります)
アフリカではBala又はBalafoと言い「輪になる」という意味を持ちます。バラフォンの歴史は古く一説には13世紀頃にはあったとされ、口承伝達文化を持つヨルバ族のグリオ達(様々な知識を備えた音楽家でもあり歴史を語る人)により定着したといわれています。
部族によりチューニングが少しずつ違いセネガル、ギニアのほうでは音の高さは普通で打面もフラットですが、ブルキナファソ、ガーナのほうでは音の高さは低く打面もカーブしています。