1984年に出版されたウィリアム・ギブスン[William Gibson]の処女長編。 スプロール3部作の1作目。 初期サイバーパンクの傑作。 原題:Neuromancer ニューロン ネクロマンサー ロマンティックの造語。
1985年ヒューゴー賞、1984年ネビュラ賞、第3回(1985年)フィリップ・K・ディック記念賞、を受賞。 邦訳は黒丸尚。ISBN:415010672X
(タイトル編集しました) 今回取り上げるのは、私の大好きな映画である、 『ブレードランナー (Blade Runner)』 です。 公開は1982年(アメリカも日本も)、監督はリドリー・スコット。ただ困ったことに、私はこの映画が好きすぎて書きたいことも多すぎて、とてもこのブログに収まるとは思えません。(今も分厚いメイキング本を読んでいます)なんとか縮めて書いてみます。 近未来のLAを舞台にした、SFの世界にフィルム・ノワールを持ち込んだ映画が『ブレードランナー』です。SF文学にハードボイルドの文体を持ち込んだウィリアム・ギブスンの『ニューロマンサー』とやり方は同じで、時期的にも近くて『ブレード…
ランキング参加中音楽ランキング参加中読書ハウス・ミュージック──その真実の物語 (ele-king books)作者:ジェシー サンダースPヴァインAmazon~変化の激しい新しい音楽ジャンルをはじめ、生き抜いてきた人物の自伝~ ふとしたきっかけで最近ハウス・ミュージックをよく聴く。 一番影響を受け、なんといっても興味の中心であり続けたのは間違いなくP-funkなのだが、こちらの対談にもあるように1990年代初めにはクラブによく行っていて、その時にかかっていたのは主にハウスだった(仕事を始めてからクラブにはまるようになったので、仲間からはよく就職デビューとからかわれたものである(笑)。 なので…
ニューロマンサー (ハヤカワ文庫) [ ウィリアム・ギブソン ]価格: 1122 円楽天で詳細を見る 読書感想文
「ニューロマンサー」 ウィリアム・ギブソン 著 SFの有名作品。 SF自体をあまり読まないのですが、年末年始で家にこもるために買ってみました。 買ってみたのはいいんですけどね… ニューロマンサーのあらすじ ハイテクでダークな世界 世界観と用語がさっぱり分からなく… 千葉シティは関係あったのか? SFやファンタジーが苦手 先に言っておくと、私の読む体力が無くなって途中で諦めました。 (赤毛のアンに続いて2回目)
ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)早川書房Amazon ウィリアム・ギブスンの『ニューロマンサー』といえば、80年代SFの新潮流であるサイバーパンクの代名詞。今読むと、映画や小説などいかに多くのジャンルを超えた作品が、『ニューロマンサー』の影響下にあることがよくわかる。テクノロジーが高度に発達した一方で、退廃した雰囲気に満ちた近未来社会を描くサイバーパンクの世界は、イメージとしては映画『ブレードランナー』で、文庫解説には本書第一部の舞台となっている未来の千葉を書き終えたウィリアム・ギブスンが『ブレードランナー』を見て、「あまりのことに三十分で映画館をとびだした」というエピソードが紹介されて…
2022年4月からセミリタイア生活に入り時間が出来ましたので、蔵書の小説を読み直しております。 今回はウィリアム・ギブスン「ニューロマンサー」。 1984年発表作品。 ネビュラ賞・ヒューゴー賞受賞作。 ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF) 作者:ウィリアム ギブスン 早川書房 Amazon いわゆる「サイバーパンク」と呼ばれるジャンル作品の嚆矢にして最高傑作の一つ。 SFファンなら必読の一書。 物語の舞台はコンピュータによる情報網に覆い尽くされた世界。 「サイバースペース」が「電脳空間」と翻訳された最初の小説かと。 主人公・ケイスは特殊な電極を使って脳とコンピュータ端末を接続しサイバースペー…
『遺す言葉、その他の短篇』/ アイリーン・ガン つい先日、図書館でアイリーン・ガンの『遺す言葉、その他の短篇』をかりて読んだ。 その中で、冒頭の一作「創作の秘訣」にウィリアム・ギブスン*1との会話が序盤に掲載されているんだけれど、妙に印象に残ったので備忘録がてら書いておこうかなと。 二週間後、シアトルの自宅で、わたしは電話に出た。ギブスンからだった。「きみに創作の秘訣を言うのを忘れてた」と彼は言った。「そうね」とわたしは言った。「創作の秘訣は何なの?」強調のための一拍。それから、「自分の作品に対して感じる非常に自然で適切な嫌悪に打ち勝つすべを学ぶことだよ」 それは、これまで人からもらったなかで…
一条真也です。『闇の精神史』木澤佐登志著(ハヤカワ新書)を読みました。思想やポップカルチャー、アングラカルチャー、インターネット文化など、幅広い領域で執筆活動を行っている著者の『SFマガジン』での2年間の連載をもとにした一冊です。著者は1988年生まれ。文筆家。著書に『ダークウェブ・アンダーグラウンド』、『ニック・ランドと新反動主義』、『失われた未来を求めて』、共著に『闇の自己啓発』(早川書房)、『異常論文』(ハヤカワ文庫JA)があります。 本書の帯 本書の帯には、「イーロン・マスクはなぜ火星を目指すのか?」と書かれています。カバー前そでには、「19世紀ロシアに生じた、ロシア宇宙主義と呼ばれる…
楽しいライブ四連続でどろどろになっちゃったね 前回の週末のはなし! リリース記念ライブ横浜〜名古屋!ゴーゴーズ(めろん畑のお客さん)は横浜在住の方や近い方も多くて、1000CLUBやネイキッドロフトもあって少しずつ絆が生まれている場所だから来れる日はいつも前よりも横浜と仲良くなりたいと思って来てる!タワ横さんはタワーレコードの中でもめろん畑に何度もイベントさせて貰っています今回はチャイナで特典会をやったー!なにげにずっとやりたかったから嬉しい皆んなでおそろい着ることもあんまり無いから楽しかった 帰りにゆふぃと琴美と崎陽軒でシューマイ買って、また夜集まって名古屋行ったよー! これ私だけ魔法解けて…
インターネット時代 ネットスケープが株式上場し、『Windows 95』が発売されてから、約30年が経ちました。この30年間は、まだ歴史を語れる状況ではないと思います。時代が最近すぎて、何が重要なできごとなのか取捨選択できないからです。 たとえば1999年に登場した『iモード[41]』は、その後の『EZweb』や『J-SKY』とともに、ゼロ年代の日本人にとって重要なインフラでした。しかし、それが世界の歴史の中でどのような位置づけになるのか、まだ分かりません。かつてのフランスの『ミニテル』と同様、ちょっとした挿話程度になってしまうかもしれません。 もしも読者のみなさんの記憶に鮮やかな事件を網羅し…
昔よく読んだなぁとポチった 『Compact YMO』 年表と、メンバーへのインタビューで構成された本です。今考えると恐ろしく情報ないからこういうのを読んで想像するしかなかった・・💬ディスクガイドのYMO特化みたいなものでね。 これの表紙は、 新聞の仮面みたいなのをつけているヤツね。元の出典はわからないけど、確かウィンターライブのCD(!)にカラーで載ってて、カッコいいと思ったものです。こんなカッコいい人たちがいたのかちくしょう!(何が悔しいのかわからんけど) って。 それに、幸宏さんのインタビューが載っていて。--当時(活動期間中)のテクノのグループの中で、演奏込みのグループって珍しくて、U…
アキバ系のぶかぶかパーカーが届いたので、秋葉原に行ってみる。 本来の意味の「アキバ系」とは、きっと違う。僕はアキバ文化のなんたるかを知らない。文脈も何も分からない外野の新参者の立場から、山手線なんかでたまに見かけるちょっと攻めたサブカルチックなファッションの女の子を指して「秋葉原に居そう」と形容する。 そのくらいのふわっとした認識ではなかなか手を出せるものでもあるまいに、今日僕は見様見真似で「水色界隈」風の目覚ましく透明なモチーフに身をやつして、白昼のホームに各駅停車を待っている。ヴィヴィッドでコスプレチックな服装を学生のうちにこそ楽しんでおきたいと最近考えていて、けれども大学で「そういう先輩…
海外ドラマとか全然見ていない勢だったか、ちょっと気になり始めたので、いくつか見始めている。 きっかけとしては、まず『ペリフェラル』 - プリズムの煌めきの向こう側へがあり、また、AppleTV+で『ニューロマンサー』が制作されることを知ったこと、あと、順番としては前後する上に海外ドラマではないが、『沈黙の艦隊』もきっかけといえばきっかけ。 過去に見たことがある海外ドラマ 『ギャラクティカ』 - logical cypher scape2 アイマスKR1・2話感想 アイドルマスターKR6話 - プリズムの煌めきの向こう側へ ゲースロS1・S2感想 ゲースロS3・S4感想 ゲーム・オブ・スローンズ…
ウィリアム・ギブスンの『ニューロマンサー』を買って来た。サイバーパンクと呼ばれるジャンルの嚆矢となったキザでハードボイルドな名作が文庫本サイズに濃縮されている。 ネオンと夜と雨の大都市、酒場のやけっぱちな会話から始まる物語。退廃的な一匹狼の若者、近未来ディストピアに蠢く数多の組織と個人たち。まさに教科書のようなサイバーパンクSFで、現代のあらゆるフォロワー作品(Cyberpunk2077など)に受け継がれた要素がそこかしこに鈍い輝きを放っている。 読みにくいと噂の気取った文体も、慣れてしまえば存外悪くない調子で、朧げな認識の中にじわじわと脳が形を取ろうとしていく。キザったらしい括弧やルビの多用…
肉だ、と心の一部が言っている。肉の言い分だ。無視しちまえ、と。 (ウィリアム・ギブスン,黒丸尚訳,『ニューロマンサー』,早川書房,1986年,289頁) 『ニューロマンサー』の肉体性について語ってみる。 脳-身体という野卑な二元論を『ニューロマンサー』へそのまま応用すると、ギブスンは「電脳空間」に代表される「脳」について語りながら、その実、「膚板」「リンダとの関係」に代表される「身体」について語っていることが分かる。それこそ伊藤計劃は、ギブスンの流行に絆されない冷静を「ガーンズバック連続体」でもって評価したわけだが、『ニューロマンサー』にもまた同じ評価を当てはめることができるだろう。つまり、脳…
- 17. MARCH * William Gibson * 077日目 あと289日 TOKYO_SUNRISE-05:49 0SUNSET-17:50 MOON-06.7 DAYS _ Who was Saint Patrick and why does he have a day? https://www.nationalgeographic.com/culture/article/saint-patricks-day 漫画週刊誌の日, 世界海の日, 二日灸, 彼岸入り, 聖パトリックの祝日, 静岡藤守田遊び祭, 1948年 ウィリアム・ギブスン (米:SF作家『ニューロマンサー』) *…
・去年11月に発売した「T-V」のドラム生音バージョン「T-V-AI」のレコ初ライブ~ 会場は浅草花劇場 2日間開催で、私が行ったのは2日目・花劇場は入り口が花やしきの中にあって、入場時に花やしきを横目に通る 閉園後の遊園地のアトラクションの横通るのちょっと楽しい ていうか花やしきって18時には閉まっちゃうんだね・会場はスタンディングにも席ありにもできるみたい 今回は席ありなのでパイプ椅子が並んでる あと2階もある 使わなかったけどロッカーも結構数があったような…スタンディングでも便利そうだな==============01.VANG! VANG! 02.20世紀のTANZ 03.洒落た頭を垂…
全9項目●代表作●「Newtype Library」 ●エッセイ「もらい泣き」 ●「劇場版 PSYCHO-PASS PROVIDENCE」 ●「冲方丁 公式読本」●「gigazine.net」 ●「作家の読書道」●「sf-fantasy.com」 ●「BANDAI CHANNEL」 「AKIRA(大友克洋)」より 全8項目 ●代表作 TVアニメ&映画脚本「蒼穹のファフナー」シリーズ、 「PSYCHO-PASS サイコパス」〃(「2」「3」、映画「3 FIRST INSPCTOR」「PROVIDENCE」)、 TVアニメ脚本「ヒロイック・エイジ」、 小説&映画脚本「マルドゥック・スクランブル」、…
TRPGゲーマーとして存在は知っていたものの、実際のゲーム画面を見る機会はほとんどなく、噂で「犬のパシリをするゲームらしい」とだけ聞いたことがあった。実際こうしてゲーム画面を見てみると、思ったよりは面白そうだ(今から入手して遊ぼうというのは至難の業だろうが……)。 ストーリーそのものはニューロマンサーのオマージュっぽいし、技術の違いこそあれ、雰囲気は2077なんかに近いものを感じる。面白かったのは、「ドレイク」というのを登場人物の名前だと思っていたら、本物のドレイク(竜)だったこと。これはシャドウランならではの展開だ。 ただ、あの頃の日本では売れなかっただろうな……。そもそも今ならともかく、当…
今回のブログのテーマは【ChatGPT】に提案してもらったものです。 ふと、「皆もすなるChatGPTといふものを私もしてみむとてするなり」と思い立ちまして、かなり遅きに失した感もあるけれども、ブラウザ版にアクセスしてみたんです。 でも、何を聞きゃあええんかのう。 とりあえず、「ChatGPTに愚痴を聞いてもらうと、気持ちよく褒めてくれるらしい」という噂を耳にしていたので、最初は、まぁ、仕事が多くて疲れてます、書類の提出期限を守らない人が多くて困ってます、みたいな感じで話してたんですね。そしたら本当にね、あなたはとても責任感があるのですね、よく頑張ってますね的な感じで褒めちぎってくれるんですね…