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ニッチ

(一般)
にっち

隙間や適所、潜在的の意味。壁龕。niche。

概要

西洋建築において、壁や柱に彫刻などを飾れるよう上部が半ドームになっているくぼみのこと。日本語では壁龕。それが転じて「適所」や「適切な地位」などと肯定的な意味で使われることが多くなり、現代ではマーケティング用語として、潜在的なニーズがあるが小さな市場という意味の「ニッチ市場(隙間産業)」を指す場合が多い。競争があまり無い未開拓な市場で成功する「ブルー・オーシャン戦略」と合わせて論じられることが多い。しかし、隙間から限定的、先細りへと否定的な意味で使われることもある。またニッチ市場で成功している企業などを「ニッチャー」と呼ぶ。
以上のような経緯から、単に潜在的な需要や一般的には知られていないが、一部の熱狂的なファンがいるような分野やモノなどを「ニッチな〜」などと形容動詞的にも使われるようになった。

生物学用語

生物学においては「生態学的地位」として使われ、ある特定の生物が生態系の中で得た、最適な生息場所やその生物が活動する時間や空間、餌等、環境のすべての資源のことを指す。同じニッチを持つ他種の生物はいない。

使用例

  • ニッチな仕事
  • ニッチな企業
  • ニッチなジャンル

など

ニッチ市場の例

  • 女性向けかつら
  • 男性向けコスメ
  • どら焼き器の製造(マスダック)
  • 商用車用のバックミラーの製造(大東プレス工業)
  • 全自動イカ釣り機(東和電気製作所)
  • 自転車用変速機関関連部品(シマノ)
  • パスポートの生産(クーグラー・ヴォマコ)
  • 舞台用幕や装置(ゲレッツア)

など

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