エニックス(現スクウェア・エニックス)より2000年8月26日に発売されたPlayStation用RPG。CD-ROM 2枚組。
ドラゴンクエストシリーズの第7作目。
2005年にPS one Books、2006年にアルティメットヒッツとして廉価版が発売されている。
2013年2月7日にニンテンドー3DSでリメイク版が発売された。
世界にたった一つしかないエスタード島にある漁村フィシュベルの漁師の少年*1が「ふしぎな石版」を求めて、グランエスタード王国の王子キーファ・グラン、幼馴染のマリベルと共に旅をするストーリー。石版を集めていくことで、冒険できる世界が広がっていく。旅の途中で、オオカミ少年のガボ、伝説の英雄メルビン、ユバールの踊り手アイラが加入する。
歴代のドラクエシリーズの中でもシナリオの量が特に多く、CD-ROMの1枚目をクリアするまでかなりの時間を要することになる。
なお、本作ではパーティキャラクターが4人で固定されており、これまでの作品にあった馬車や仲間モンスターなどのシステムは採用されていない。*2
町やダンジョンは3Dポリゴンで表現されており、視点を360度回転させることができる。ただし、キャラクターやモンスターは2Dテクスチャによる表示となっている。
一方で『ドラゴンクエストVI 幻の大地』より継続採用された転職システムが強化されている。基本職・上位職の一部が変更されており、ランクアップで覚える特技・呪文も変更されている。モンスター職については職業のランク付けがあり、基本職・中級職・上位職の3ランクが存在するようになった。モンスター職に転職するためには、対象のモンスターを倒して得られる心が必要となっている。また、現在の職業と1つ前の職業の特徴を合わせ持った呪文・特技を覚えることができる「職歴システム」が存在する。
その他のシステムとしては、前作とほぼ同じ「かっこよさ」を競う「かっこよさランキング」、各種族のモンスターを集めていくモンスターパーク、特定の場所に出現する移民を集めて町を発展させていく移民システムなどがある。
開発はアルテピアッツァが担当。
キャラクターやモンスター、フィールドなど全てが3Dポリゴンで表現されており、臨場感豊かなグラフィックスになった。職業を変えるとキャラクターの見た目も変化する。音楽は、東京都交響楽団によるオーケストラ音源を使用。
モンスターとのエンカウント方式が、従来のランダムエンカウントから徘徊するモンスターの姿が見えるシンボルエンカウント方式に変更された。
転職システムは、職歴システムを廃止し、人間職の熟練度が上がりやすくなるなど仕様が一部変更。呪文・特技の強さバランスも見直された。また、見つけていない石版のありかがわかる「石版レーダー」や、ストーリーの情報や次の石版のヒントを教えてくれる「せんれき」コマンドの採用など、全体的に遊びやすい仕様に変更されている。
モンスターパークで入手できる「すれちがい石版」を、移民の町にあるフシギな台座に置くと、普通の石版とは違うダンジョンを冒険できる。すれちがい石版はすれちがい通信で、他のプレイヤーと交換することが可能。インターネット通信にも対応しており、移民の町のインターネット酒場で、特別な石版をダウンロードしたり、すれちがい石版を交換することができる。
ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち PS one Books
アルティメット ヒッツ ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち
アルティメット ヒッツ ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち - 3DS
「ドラゴンクエストVII」エデンの戦士たち オリジナルサウンドトラック