Didier Claude Deschamps
フランスの元サッカー選手、サッカー指導者。現役時代のポジションはミッドフィルダー(ディフェンシブハーフ)。
1968年10月15日生まれ。バイヨンヌ出身。身長174cm、体重71kg。
1980年代中盤から2000年代初頭にかけて活躍したフランス代表の守備的ミッドフィールダー。豊富な運動量と高い戦術眼を持ち、ポジショニングとボールカットの上手さでピンチを未然に防ぐ。また、リーダーシップもあり、ピッチ内の監督としてチームを鼓舞する。
1989年にフランス代表デビュー。ミシェル・プラティニ引退後のフランス代表で不動のレギュラーとして活躍。1992年と1996年のUEFA欧州選手権に出場し、その後、エメ・ジャケ監督からフランス代表のキャプテンに指名される。1998年、地元フランス開催となったFIFAワールドカップで、ジネディーヌ・ジダン、ローラン・ブラン、マルセル・デサイー、ファビアン・バルテズ、ビセンテ・リザラズ、ティエリ・アンリを擁したフランス代表をキャプテンとしてチームを牽引、決勝ではブラジルを3-0で破り、フランスのW杯初優勝のトロフィーを頭上に掲げた。続いて2000年のUEFA欧州選手権も制覇し、フランス代表の黄金時代を築いた。その後に代表引退。フランス代表通算103試合出場、3得点を記録。
クラブではオリンピック・マルセイユでリーグ・アン2回優勝、UEFAチャンピオンズカップ優勝。ユヴェントスでもスクデット獲得3回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝を果たすなど数多くのタイトル獲得に貢献した。
2001年に現役引退後、休む間もなくASモナコの監督に就任した。2003-04シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでは準優勝の成績を残した。2006-07シーズンはカルチョ・スキャンダルで降格したユヴェントスの監督に就任、マイナスの勝ち点からのスタートとなったが、セリエBで優勝して1シーズンでセリエA復帰を果たした。2009年よりオリンピック・マルセイユの監督に就任すると、2009–10シーズンはリーグ・アンとクープ・ドゥ・ラ・リーグの2冠を達成した。クープ・ドゥ・ラ・リーグは2011-12シーズンまで3連覇を果たした。
2012年7月、ローラン・ブランの後任としてフランス代表の監督に就任した。