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ソユーズ

(サイエンス)
そゆーず

ロシアの有人宇宙船。元は独自の有人月飛行計画用として設計されたが、アポロ計画の成功とその後のN1ロケットの設計失敗を受けて計画は中止され、ソユーズ・シリーズは宇宙ステーション「サリュート」シリーズ及び「ミール」との連絡用に活用された。基本設計は古いがその分技術は枯れており、現時点では最高の信頼性を持つ有人宇宙船である。
"Союз" は「団結」や労働組合、あるいは連邦をを意味する。実際の発音は「サユース」に近い。


アポロがほとんど手動操縦頼りで緊急時の対応策もない綱渡りのミッションであったのに対し、ソユーズは自動化を前提としており、原則として各シークエンスに於いて飛行士の操縦は不要となっている。また月飛行計画に於いても同形機が無人で随伴し致命的な事態に於いてはバックアップに乗り換え可能という慎重な方針を採っていた。
初期にはパラシュート不動作による激突事故、気密異常による窒息死など致命的な事故も発生したが、その度に問題箇所を改良。40年以上の運用実績を経て今日では打ち上げロケット、宇宙船ともに最も信頼性の高いシステムとなっている。

日本人の搭乗

2009年12月21日、JAXAの野口聡一宇宙飛行士が搭乗した「ソユーズTMA-17」が打ち上げられ、2010年6月2日に帰還。
2011年6月8日、JAXAの古川聡宇宙飛行士が搭乗した「ソユーズTMA-02M」が打ち上げられ、2011年11月22日に帰還。
2012年7月15日、JAXAの星出彰彦宇宙飛行士が「ソユーズTMA-05M」で打ち上げ予定。
2013年11月7日、JAXAの若田光一宇宙飛行士が「ソユーズTMA-11M」で打ち上げ予定。
JAXA|国際宇宙ステーション第32/33次長期滞在クルー星出彰彦宇宙飛行士搭乗のソユーズ宇宙船(31S/TMA-05M)の打上げ日時の決定について

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