トヨタ自動車の最高級乗用車で、日産のプレジデントとともに、日本を代表する最高級車として君臨する。
昭和42年にこれまでの「クラウン・エイト」に替わる最高級車として初代モデルのVG20*1型が発売される。平成9年に発売された現行モデルのGZG50型は、先代モデルの正常進化ながら国産乗用車として初のV12エンジンを搭載しており、まさに国産乗用車の頂点といえる。
室内装備はコストを度外視した、豪華絢爛な装備である。
エンジンは1GZ-FE型V12気筒エンジン。排気量5ℓ、最高出力280ps、
最大トルク460N・m(46.9kgm)/4,000rpm。燃料タンク容量95ℓ。
トランスミッションは6速AT(フロアシフトとコラムシフトを用意)。エアサスペンションを装備する。
またエンジンは6気筒ずつバンクを独立した制御を行い、片方のバンクが故障しても、巡航可能。
基本的に、自分で運転する車というよりは「運転は運転手にまかせて、自分は後部座席に乗る」つくりのタイプの車である。
平成18年に導入される皇室向けの新型御料車「センチュリーロイヤル」は、同車がベースになっている。
*1:日産のV6エンジンではありません