前回の記事では、HIMIKO Editor for Imageの基本的な操作方法を説明しました。この記事では、やや応用的な機能であるカスタマイズについて説明したいと思います。 意義 まず、カスタマイズ機能の意義は大きく分けて二つあります。 「石川五右衛門」や「刀」など、個々のデータが表す事物が含まれる概念(例の場合には「人物」「器物」)セットを自由に設定できる。 作成する画像アノテーションやエンティティデータに付与する関連情報(ラベルなどの)項目を自由に設定できる。 一つ目について、Editorでデータ構築を進めるにあたっては、画像やエンティティにどのような「タイプ」を与えるかが問題になります…