◆数年前から、朝日新聞紙上に載る吉田純子の文章を愛読してきました。クラシックの指揮者や演奏家の追悼文、コンサートや音楽コンクールの評などが素晴らしかったからです。吉田は編集委員になり、最近は音楽以外の分野についても書くようになっているようです。 ◆吉田は、今日の「日曜に想う」で、オペラ「蝶々夫人」を取り上げながら、衣装を担当したファッション・デザイナー森英恵を追悼する文章を書いていました。文化の伝わり方にも触れた、森英恵へのオマージュでした。 ▼しかし、大変残念なことですが、文中に「ジャポニズム」という語が使われていました。正しくは「ジャポニスム」で、フランス語の「ジャポン」(日本)から派生し…