[英] Grand Tour [仏] Grands Tours [伊] Grande Giro [西] Grandes Vueltas [蘭] Grote Ronde グランツールは、ヨーロッパで開催される自転車ロードレースのうち、ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャの3つのステージレースの総称。 「三大ツール」ともいわれ、3週間で3500km程度を走破する。
ロードレースは、やはりグランツールを中心に動いていく。主力選手たちはどのレースに出るかを決めて(チーム方針と相まって)ピーキングをもっていけるように調整していく。 現時点で決定はしていないが発表している選手やチームがちらほらいる。2021年の成績を表にしたので参考にしつつ、その事前情報をもとに総合成績や注目選手をメモがわりに確認してみよう。 ※表は総合成績上位20位と各賞の3位まで、およびステージ優勝者。なおチームは昨年と今年の所属チームも入れた。スマホではみにくいと思うがご容赦を。やはり移籍している選手が結構多い。 ◎ジロ・デ・イタリア(5月6日〜5月26日) ◆総合系 ・カラパス/リッチー…
フェイスブックのグループ、名前の通り70歳以上の方の集まりで、メンバーは7.2万人います。多少若くてもOKですが、世の中には年寄りライダーで、FaceBookをしている人がこんなにいるんだと、ビックリ。 先日、Cannondale1997年Secoモデルを購入し、パーツを入れ替えている内容をこのグループに英文で投稿したら、下記の投稿(返信)がありました。 世界の仲間たちが友達になると楽しいです!! Allan StoeklHigh end bike in its day. Cipollini and the Saeco squad were the first to ride these, a…
【予想】 ⭐️⭐️⭐️Vingegaard ⭐️⭐️D.Martinez-O'Connor ⭐️Ayuso-Del Toro-Geoghegan Hart 【プレビュー】 イタリアのいわゆる「すね」ティレニア海から「ふくらはぎ」アドリア海という二つの海を結ぶイタリアの伝統あるステージレース。グランツール級の山岳の険しさや、ビッグチームが多く出場することから、ツール•ド•フランスやジロ•デ•イタリアを目指す選手の準備レースとしても人気が高い。昨年はログリッチ、さらにその前はポガチャルが連覇していることからも分かるように、シーズンの趨勢を占うレースだ。今シーズンの7日間は、お馴染みカマイオーレのプ…
『茄子 アンダルシアの夏』2003年 ロードレースの選手をしているぺぺは、 世界三大自転車レースのひとつ『ブエルタ・ア・エスパーニャ』を走る。 街から街へ何日もかけて移動していくレースの最中、この日はぺぺの地元が舞台だった。 様々な想いや困難の中、ぺぺは優勝を目指してペダルを回すのだった…。 弱虫ペダルの影響で見始めたロードレースというスポーツ。 この自転車レースの魅力は語り始めたらキリがありません。 1年通してたくさんのレースがある中、特に注目されるのはグランツールと呼ばれる三大レース。 春先にイタリアで行われる『ジロ・デ・イタリア』。 夏にフランスで行われる『ツール・ド・フランス』。 そし…
【予想】 ⭐️⭐️⭐️Roglic ⭐️⭐️Evenepoel-Gall ⭐️Jorgenson-Bilbao-C.Rodriguez 【プレビュー】 「太陽へのレース」と呼ばれる、フランス北部•パリから南部のニースへの、小さなツール•ド•フランスだ。総合リーダージャージもツールと同じマイヨ•ジョーヌだ!今シーズンはスプリント2回、逃げ切りorスプリント2回、総合争い3回、TTT1回という8日間。最初の難関は3日目のTTT。昨年に引き続き最初のライダーのタイムがチームのタイムに。最も厳しい難所は第7ステージのオーロンへの山頂フィニッシュ。レースで初めて設定されるこの登りは、ツールでも登場する予…
シエナ〜シエナ 【予想】 ⭐️⭐️⭐️Pogacar ⭐️⭐️Pidcock-Valter ⭐️Kuss-Mohoric-D.Martinez 【プレビュー】 「第6のモニュメント」としてこのレースの魅力を推すファンや選手も多いストラーデ•ビアンケ、トスカーナのブドウ畑の間の白い道を駆け抜けるレースだ。フィナーレにグラベル区間を含む周回コースが追加された2024年大会は、史上初めて200kmを突破。未舗装路のグラベルは15セクター用意され、より厳しさが増したレースとなっている。今年は軽い雨が午前中から降っており、もしかするとグラベルは泥となる可能性があり、滑りやすさには十分気をつけないといけな…
移籍を機に開花した現役最強のスプリンター Embed from Getty Images 選手名:ヤスペル・フィリプセン(Jasper Philipsen) 所属チーム:アルペシン・ドゥクーニンク 国籍:ベルギー 生年月日:1998年5月2日 脚質:スプリンター 主な戦歴 ・ツール・ド・フランス ステージ通算6勝(2022 × 2、2023 × 4)、ポイント賞(2023) ・ブエルタ・ア・エスパーニャ ステージ通算3勝(2020、2021 ×2) ・クラシック・ブルッヘ~デ・パンネ 優勝(2023) ・エシュボルン=フランクフルト 優勝(2021) ・シュヘルデプライス 優勝(2021、20…
【予想】 ⭐️⭐️⭐️Ayuso ⭐️⭐️Buitrago-Gall ⭐️Howson-Baudin-Soler 【プレビュー】 ブエルタやジロを目標とする選手が多く出場するステージレース。ステージ中に山岳が多く設定されているものの、山頂フィニッシュ自体は5日間に含まれておらず、スプリント力や独走力に優れた選手が総合優勝を手にするだろう。本来は初日の丘陵ステージや、第2ステージの長い登りを越えるステージも予定されていたが、地域のデモにより警備が出動できず中止に。金曜と土曜のレースも短縮となった。春のクラシックやグランツールを目指す選手たちにはやや苦しくなってしまったが、ここからの3日間フレッシ…
青い真珠が一粒、清潔なシーツの上に横たわっているものと思われた。 純子はためらいとやましさの浜辺に、畏怖の波が押し寄せてくるのを、心中に確かに感じていた。彼女の美しさはたびたび純子をそのような思いに駆り立てた。分厚い遮光カーテンの外は夏まっさかり、湿気を帯びて重たくなった亜熱帯の空気が都市全体に滞留し、森から追いやられた蝉がコンクリートの壁で窮屈そうに鳴き、ほとんど直上の太陽が、人やものをみんなバーベキュー台にかけている、そうした季節が猛威を振るう中、青八木一は、いっそ冷たさすら覚えるほどの怜悧な美徳をたたえて、床上にて恋人を待っていた。 薄いドアの向こうで、エレベーターのチンと鳴る音がする。…
北欧から現れたツールの申し子 Embed from Getty Images 選手名:ヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard) 所属チーム:ヴィスマ・リースアバイク 国籍:デンマーク 生年月日:1996年12月10日 脚質:オールラウンダー 主な戦歴 ・ツール・ド・フランス 総合優勝(2022、2023)、ステージ通算3勝(2022 × 2、2023)、山岳賞(2022) ・ブエルタ・ア・エスパーニャ 総合2位(2023)、ステージ通算2勝(2023 × 2) ・クリテリウム・デュ・ドーフィネ 総合優勝(2023)、総合2位(2022)、ステージ通算3勝(2022、2023 ×…
【予想】 ⭐️⭐️⭐️Yates ⭐️⭐️Fisher Black-Barguil ⭐️Adria-Huby-Rodriguez 【プレビュー】 サウジに続き、UAEツアー前に中東でのステージレースだ。中級の山頂フィニッシュが4つ設定されており、クライマーたちの激しいアタック合戦が見られることだろう!第5ステージのフィニッシュであるグリーン・マウンテンは毎シーズン最終日に設定されており、2023年はファンセヴェナント🇧🇪(SQS)とジョーゲンソン🇺🇸(現TVL)のマッチスプリントとなった。 総合争いはアダム・イェーツ🇬🇧(UAD)が頭一つ抜けているか。サイモンはサウジを昨週制したが、得意のパン…
【予想】 ⭐️⭐️⭐️Vlasov ⭐️⭐️Hindley-Mcnulty ⭐️Bilbao-Buitrago-Zana 【プレビュー】 スペインの西海岸、バレンシアで行われるこの5日間のステージレースは、厳しい山岳ステージも含み、グランツールを狙うような総合勢たちが争う。昨シーズンは僅差の総合争いから最終日に下りからフィニッシュまでの平坦区間でルイコスタ🇵🇹(現EFE)が抜け出し総合優勝もつかんだ。丘越えの第3ステージではスタートから逃げたべラスコ🇮🇹(AST)が逃げ切るなど迫力ある展開も見ものだ。 マヨルカ5日間で勝利を三度逃すことになってしまったウラソフ(BOR)とマクナルティ🇺🇸(UA…
Tシャツをたくし上げ、二つの乳房を露出させる。未成熟の椿の蕾を思わせる小ぶりな乳頭は、性的な刺激に反応し、すでに固く勃起し白っぽい乳汁をだらしなく分泌していた。純子はアヤムの油でつやつやと濡れた唇を開き、一も二もなく、片方の乳輪全体を口に含んだ。歯で緩く齧りながら、唇の皮膚でしゃぶりついて、啜る。甘く、またほのかに塩っけのある味が、口腔内に生ぬるく広がった。感じやすいはじめは素足の指で床のタイルを掻きながら、血色の良い額を純子の肩に擦りつけている。 しっとりと、汗をかきはじめた身体を反転させ、冷蔵庫の壁面に押し付ける。誰か、二階の住人が、外階段を上がりながら高い声で歌っているのが、冷却装置のモ…
「象徴」=「本体」ではない イチゴは、(少なくとも日本においては)ショートケーキの象徴とも呼べる存在だろう。 わざわざ「イチゴの」という冠詞を付けなくても、「ショートケーキ」と聞いたらほとんどの人はイチゴが載ったものをイメージするはずだ。 とは言え、イチゴがショートケーキの「本体」かと問われると、そうではない。 スポンジとクリームが層になって形成される「ケーキの生地部分」こそがショートケーキの本体な事に、疑いの余地はないだろう。 イチゴの代わりにバナナ、ピーチ、キウイなどを用いたショートケーキが存在するように、イチゴは「ショートケーキの必須要素」ではないのだ。 ただ、それはそれとして間違いなく…
スプリンターもやらなければ…! 昨日(2024年1月3日)、「総合系選手ランク付け」という記事をアップしたところ、想像以上にアクセスがあり、嬉しい限り…! www.kiwaroadrace.com そうなると当然、スプリンターのランク付けもやらなくては…! まあ、総合系編のアクセス数と関係なく、元々書くつもりで準備していたけれども。 はい、という訳で…今回はスプリンター編! 総合系編と同様、成績を考慮しつつ独断と偏見で決めたランク付けがこちら! それでは早速、各ランクの解説をやっていこう~! Aランク:堂々の現役最強 個人的に、現役最強はダントツでこの選手だと思っている。 ヤスペル・フィリプセ…
A~Eの5ランク 新年最初の記事は…新企画! ずばり、「総合系選手ランク付け」! こういった「ランク付け」企画、やっていそうでやっていなかった(?)けれども、そこに特に深い理由はなく、ただ単純に今まで思いついていなかっただけ…。 そして思いついたからには、即やってみようではないか。 さて、ランク付けをどういった基準でやっていくかだけれども、所属チームや出場レースが違うので、単純に勝利数やUCIポイントで比べる訳にもいかず…。 思いっきり「主観」でやるしかないよね、という話ではある。 一応というか勿論というか、データは見ているけれども、そこに主観というフィルターを通して、ランクを決めていく感じか…