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ウワウルシ

(動植物)
うわうるし

英: bearberry
学名: Arctostaphylos uva-ursi
ウバウルシ、クマコケモモ
ツツジ科クマコケモモ属の常緑低木。北半球の周極地方や高地に広く分布する。高さ50cmほどで、地を低く這うように生育する。葉は暗緑色で表面には光沢がある。花期は5〜7月で、釣鐘型をしたピンク色の小花をいくつか咲かせる。果実は赤く熟す。
"uva-ursi"とは、ラテン語で「クマのブドウ」という意味で、熊がこの果実を好むという。ウルシ科の植物ではない。
また、ウラシマツツジArctous alpinus var. japonicusもクマコケモモと呼ばれることがあるが、別の植物である。
北米原住民は葉を kinnikinickと呼び、タバコの代用としたという。
開花期の葉を生薬ウワウルシと称し、伝統的に尿路消毒薬として用いられてきた。配糖体アルブチン(arbutin)を含み、これが尿中で分解されてヒドロキノン(hydroquinone)を生じ、尿に弱い殺菌作用を付与する。またヒドロキノンは腎細胞を刺激するため利尿作用もみとめられる。
さらにアルブチンは抗チロシナーゼ活性によってメラニン色素沈着を防ぐともいわれ、最近では化粧品添加物としてもよく用いられる。
作用が強く、妊娠中や腎疾患のある場合には服用してはならない。

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