Wizardry
1981年に米国Sir-Tech社からPC用ソフトとして発売されたコンピュータRPG。
1作目が発売されて以来、シリーズ化され、本家アメリカでは全8タイトルが発表された。
「ウルティマ」や「ローグ」と並んでコンピュータRPGの古典・原点とされる。
開発元の米国SirTech社は第8作の開発途中で倒産。カナダ SirTech社が開発を引き継ぎ、完成させた。
初代デザイナーはロバート・ウッドヘッド(Robert Woodhead)とアンドリュー・グリーンバーグ(Andrew C. Greenberg)。
1〜5作目はワイヤーフレームで描かれた3Dダンジョンの中を探索する形式で、ダンジョン型RPGの原点とされる。6作目で大変更が行われ、ゲームの方向性が激変した。
日本のメーカーからも独自の続編が発売されている。
1作目は、テーブルトークRPG好きだったウッドヘッドとグリーンバーグが、一人でも楽しめるようにと開発した。そのため、ゲームシステムや種族などは、TRPGの古典「アドバンスド・ダンジョンズ・アンド・ドラゴン」から強い影響を受けている。1作目に登場するキャラクター「狂王Trebor(トレボー)」と「魔導師Werdna(ワードナ)」は、デザイナーの名前を逆から読んだもの(「Robert→Trebor」「Andrew→Werdna」)。
アスキーが「ウィザードリィ外伝」シリーズを発売するなど、日本のメーカーが独自に開発したタイトルが他に多数存在する。