紀元前2600年頃、インドで最も古い青銅器文明のインダス文明が誕生した。インダス川流域のモヘンジョ=ダーロやハラッパーなどに代表される遺跡は計画的に作られており、その町並みは現在も伺うことができる。また、現在も未解読のインダス文字が使われていた。近年この文字は楔形文字との関連が指摘されている。 モヘンジョ=ダロ(M.Imran作、wikipediaより) インダス文字 (World Imaging作、wikipediaより) →紀元前1800年ごろから文明は急激に衰退し、都市から村落へ退行する地域も現れ始めた。インダス文明は都市の消失とともに滅亡し、アーリヤ人的な文化が見られるようになっていっ…