特定の人物(対象)から、それに対する人物(対象)までの想像上の線引き。映画の技法に関する用語。
想像線や想定線とも。英語では「180-degree rule(180度ルール)」。
ある2人の人物の会話を撮影する場合、また会話している双方を交互に撮影する際、その間に引いたイマジナリーラインの片側から撮影し始め、もしカメラがそれ超えた位置から両者を撮影すると、鑑賞者は視点の混乱を起こしてしまい、位置関係が把握し辛くなる。
意図的にそうする場合を除いては、イマジナリー・ラインを破壊するような映画のカメラワーク・編集は避けるべきである。
→どんでん