イスラエルの敵であるアラムの王ベン・ハダテは、イスラエルに勝てないことを知ると、命乞いのためにイスラエルの王アハブのところに家来を送りました。家来たちはアハブ王のもとに行って願いました。 「あなたのしもべ、ベン・ハダデが、『どうか私のいのちを助けてください。』と申しています。」すると、アハブ王は言いました。 「彼はまだ生きているのか。彼(ベン・ハダデ王)はわたし(アハブ王)の兄弟だ。」彼らは、これは吉兆だと見て、すぐにその言葉により事が決まったと思い、「ベン・ハダデはあなたの兄弟です。」と言いました。そして、アハブ王はベン・ハダデを連れて来るように言いました。 ベン・ハダデはアハブ王に父がアハ…