「17歳のアンファン・テリブル」とGINZAで表現されていたリュウヘイ。 あらためて、「アンファン・テリブル」って何かというと、ジャン・コクトーの「恐るべき子供たち」から、大人を恐れさせる早熟な子供ということらしい。 早熟な子供。まだ中学生でデビューしたリュウヘイ。その才能は、見るものを虜にした。 幼くしてデビューした子はそれまでにもいたけど、彼くらいの完成度をもっていた子は少なかったと思う。独特のしなやかなダンス。響きの豊かな歌声。そして、大人顔負けの色気。いや今思えばそれは、本来はその年齢だからこその、陰鬱とした色気だったのかも。 とにかく、リュウヘイに出会ってしまった。そこから沼に沈んだ…