Theo Verbeek, Descartes and the Dutch: Early Reactions to Cartesian Philosophy, 1637–1650 (Carbondale: Southern Illinois University Press, 1992), 1–6. デカルト哲学がどのようにオランダで受容されたかを調べた基本書のプロローグの前半部分を読む。ここで著者は、デカルト哲学を巡る論争が、それ以前からなされていた神学論争と重ね合わされて理解されていたことを主張している。 改革派の神学に従うなら、救いは善き行いによってもたらされるわけではない。救いは信仰に…