(Sir Isaiah Berlin、イザイア・バーリン、バーリン卿、1909年6月6日 - 1997年11月5日)
イギリスの哲学者。オックスフォード大学教授。当時ロシア帝国の支配下だったラトビア・リガ出身のユダヤ人。『自由についての四つのエッセイ(Four Essays on Liberty:自由論)』で、自由を「肯定的自由(positive liberty、積極的自由)」と「否定的自由(negative liberty、消極的自由)」に分けた「二つの自由概念(Two Concepts of Liberty)」を提起した。バーリンは、全体主義にも繋がりかねないとして、権力の介入を是とする「肯定的自由」には懐疑的な立場。