『糠に釘(ぬかにくぎ) 日本のことわざ(滑稽本「浮世風呂」)』 「糠に釘を刺しても意味がない」と言っても、「糠ってなに?」と質問されそうな時代です。 「ぬか漬けの元」をチューブに入れて販売する時代です。 キュウリの表面に、「ぬか漬けの元」を塗って、ラップで包んで冷蔵庫に入れておくだけで、ぬか漬けのできあがりだそうです。 ぬか床は、一生モノと言われ、嫁ぐときに、その家の伝統を継承するような一大事でもあったようです。 時代の移り変わりですね。 ぬか床は、手入れを怠ると、使い物にならなくなるので、細心の注意が必要だったと聞きます。 「糠に釘(ぬかにくぎ)」の類似の言い回しに、「豆腐に鎹(カスガイ)」…