主にビタミンD欠乏が原因となる骨病変。佝僂病、痀瘻病。
骨が成長過程にある幼児に起こりやすく、背骨が曲がったりする。
くる病(Rachitis)の語源はギリシャ語の背骨を意味するrhakhisから。
予防するためには、カルシウムやビタミンDを不足させないこと、日光浴によるコレステロールの変質などが必要になる。
母乳には幼児に必要な免疫物質が含まれるなど利点が多いものの、ビタミンDは人工乳に比べて極めて少ない。また、ビタミンDは太陽の光にあたると体内で作られるが、皮膚がんやしみ・しわ予防の観点から紫外線対策が普及したことも影響しているとされる。
<くる病>乳幼児に増える 母乳、日光浴不足、食事が要因 2014年05月02日