俳句・連句・短歌・和歌・連歌・狂歌・自由律・川柳・甚句・琉歌・今様など短詩型文学の実作・評論・随筆をする方、五音と七音を愛する方のためのグループ。
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朽ち果てた遺跡を照らす光。 労るように、見守るように、慈しみをもって その温かさを惜しみなく与えている。 木々たちは、遠慮しているのか 傍らに芽吹くことはなく、遠巻きに眺め そっと枝を伸ばしては、葉で身を隠す。 遺跡の傍らで空を見上げると どこまでも青く透明な時間が僕を包んだ。 時を越えた場所で遺跡に語りかけた。
嫌なことがあった時 辛いことがあった時 僕の中から沢山の言葉が生まれる 書きたいこと 表現したいこと 吐き出したいこと 僕の中で溜まったものが溢れでてくる 嫌なことがあり辛いことがあり 無気力で本当はなにもできないはずなのに エネルギーなんて全部使い果たしているはずなのに それでも僕は別のどこかからエネルギーを生み出し 沢山の言葉に変える 嫌なことがなかった時 辛いことがなかった時 僕の中からは何…
ぼくは、カキフライが好きだ。 「嗚呼、カキフライが好きだ!」と詠嘆法を用いて表現してもなんら大仰ではないほど好きだ。 学生時代、ぼくは学食で何日間連続してカキフライ定食を食べ続けられるかという謎の挑戦を試みていた。「お前、またカキフライ食うてんのか」とニキビ面の同級生に余計なつっこみを入れさせないために、いつもひとりぼっちでやる必要があった。教室の片隅で探偵小説ばかりを読み、友達も恋人もいなかった…
先日、妻が梅を干しておりました。 しわしわ。 同じ梅なのに、一粒一粒、色合いが異なります。 もう食べられるというので、一粒口に含みますと… まろやかで自然な酸っぱさ。 しみじみ美味しい…。 職場のお昼、弁当の白飯の真ん中に、この梅干しがいずれ鎮座します。
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